開業者インタビュー

ライフラボラトリ株式会社

その他

ウェアラブルセンサ活用システムを仙台から発信!

起業のきっかけは何ですか?

富士通株式会社31年勤務し、数多くのプロジェクトに携わりながら、開発からモノづくりまでの知識と経験を身に着ける中で、身体に装着してその人の様々な情報を計測する「ウェアラブルセンサ」の可能性に魅せられ、この技術を応用し、ものづくり企業の課題に応える製品を世に問いたいとの思いから起業を決意しました。また、国外への工場移転の影響でかつての勢いを失った東北の電子産業や、地元の工学系の学生が活躍の場を求め首都圏などに流出するのを見るにつけ、こうした状況を少しでも変えたい、地方でも最先端の技術に携わる機会や場所があるということを自分の事業を通して実現したいという思いがありました。

事業の特徴やこだわりを教えてください

身体に装着して心拍数や活動量などを計測する「ウェアラブルセンサ」は、もともと医療用として開発されており、近年では「ヘルスケア」商品として一般にも普及していますが、当社は工場の動線改善や作業負荷の低減、工程の進捗管理に幅広く活用できる「システム」として開発しました。具体的には身体に装着し作業や動作を計測する「ウェアラブルセンサ」と位置測位のための「ビーコン」、さらに集積したデータを解析する「解析ソフト」の3つから構成されます。言い換えれば装着したセンサと無線通信によって対象の状況や位置を把握し分析する技術です。

アシ☆スタのサポートはいかがでしたか?

事業計画や資金計画について「窓口相談」を利用するとともに、従業員を採用した際の雇用契約等について「専門家派遣制度」を活用しました。

起業家からのメッセージ

本事業は、特に解析技術が当システムの核となりますので、今後は地元の大学との連携を深めながら、動線解析の手法にさらなる改良を加え、製品の完成度を高めていくつもりです。まだまだスタートを切ったばかりですが、ゆくゆくは仙台発のベンチャーとして、日本だけでなく世界へ当社の技術を提案していきたいと考えています。

取材日:2015年10月30日

開業者情報

社名
ライフラボラトリ株式会社
代表取締役
鈴木 和浩
開業
2015年8月
ウェブサイト
http://www.lifelabs.co.jp/
電話
022-724-7016
所在地

仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-40 T-Biz 401

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