開業者インタビュー
ぱんやこてつ
小売
安全安心でおいしく。そしてお子さまでも手に取りやすい価格のパンを。
開業はいつですか?
2021年5月20日です。店名の「こてつ」は、自分の名前が哲平であることと、覚えやすさからつけました。子どもでも分かりやすいように、ひらがな表記にしています。
開業のきっかけを教えてください。
小さいときに食べたパンが好きで、調理の専門学校に通いました。そこで妻と出会って、ずっと計画はしていたんです。開業前は、服部コーヒーフーズ(株)の店舗でパンを作っていました。
場所を閖上にした理由は?
妻が名取の出身で、マイホームを探していてこの場所になりました。ここは、店舗兼自宅なんです。「かわまちテラス」の向かいにあるので、土日は観光客の方が足を運んでくださいます。
お店のコンセプトは何ですか?
体にいいものを使うことです。使用するのは、国産小麦で安全安心な商品づくりを心がけています。春夏秋冬、季節の野菜や地元のものを使いながらフィリングも手作りにこだわっています。焼き菓子のタルトも季節に合わせて作っています。あとは、お子さんでも手に取りやすい価格です。実際に、子どもさんだけで来てパンを買っていくこともあるんです。
看板メニューは何ですか?
閖上のしらすを使用した「しらすパン」が人気です。地元で獲れたしらすを仕入れて、フランスパンに入れてチーズと合わせるなど、洋風に仕上げています。
ここで提供しているパンは、伊藤さんが子どものころに食べていたパンに似ているのでしょうか?
似てはいないです。その時よりおいしく仕上げたい、それを超えるようにしています。パンは30~40種類くらい用意していて、焼き菓子を合わせると50種類くらいをラインナップしています。商品開発のメインは僕で、妻に食べてもらって「おいしい、おいしくない」の評価と、「もっとこうしたら?」というアドバイスもらっています。
開業にあたってアシスタを利用した感想を教えてください。
開業するにあたって、何から始めていいかわからなくて…。ネットで調べたら、出てきたのがアシスタだったんです。トータルで4~5回は通ったと思います。一番勉強になったのは、事業計画書の書き方ですね。それ次第で借りられる金額も変わるとは知りませんでした。なので、近隣のお店で何時にどのくらいのお客さんが入っているかなども調べて、事業計画書に落とし込みました。お金の借り方は本当に勉強になりました。知らなかったら大変でしたね。
ロゴマークもかわいらしいですね。
Instagramでデザイナーさんを見つけて、依頼して作ってもらいました。家がブタになっているのは、妻がブタ好きだからです(笑)。扉から顔を出している子どもは僕をイメージしてもらいました。
やりがいはどんなところに感じますか?
お客さんがパンを選んでいる姿を見たり、おいしいねっていわれたりすると、ほっとします。自分でやっていて、たまに本当においしいのかわからなくなるんですよ。自分はおいしいと思っているけど、お客さんはそうじゃないかも…とか。自分はあっているのかな…と思うことがあるので、そういう反応を見るとうれしいですね。
大変だと思うことは何ですか?
毎日同じものを、同じクオリティで出すことですね。夏場は暑いので発酵が進んでしまったり、春夏秋冬で同じクオリティを保つのは、なかなか難しいです。
今後の目標を教えてください。
愛されるパン屋を追い求めていきたいです。名取、宮城のいいものを使って、商品の幅を広げていきたいですね。
起業を目指す方へメッセージをお願いします。
やりたいことをはっきりさせるのがいいと思います。それがあやふやのままだと、どんどん迷っていってしまうと思うんですね。あとは、お金の面でも、いろいろ探して見積りをとれば、より安いものを見つけられます。すべては自分次第ではないでしょうか。
開業者情報
- 屋号
- ぱんやこてつ
- 代表
- 伊藤 哲平
- https://www.instagram.com/panya_kotetu/
- 開業
- 2021年5月
- nextepisode1220[at]outlook.jp * [at] を「@」に置きなおしてください
- 所在地
名取市閖上中央1丁目28ー6