開業者インタビュー
株式会社RUNDY(ランディ)
サービス
青学のランニングメソッドを仙台から

株式会社RUNDYは、宮城県仙台市を拠点に全世代向けの運動習慣と健康を支援する事業を展開しています。青山学院大学陸上競技部出身で、元箱根駅伝優勝経験ランナーの渡邉利典氏が2024年に設立した、ランニングを軸とした総合的な健康支援企業です。主な事業には、ランニングを通じて健康づくりを支援するプログラムが含まれています。
渡邉氏は幼少期にウイルス性髄膜炎を発症し、集中治療を受けた経験があります。長期間の療養により筋力が低下したことから、体力向上を目的にバスケットボールに取り組みましたが、自身の適性を考慮し、別の競技への転向を検討しました。その過程で長距離走と出会い、走ることが自己成長を実感できるスポーツであると感じ、中学進学と同時に陸上競技に専念することを決意しました。
中学時代から着実に競技力を向上させ、東北高校を経て青山学院大学に進学しました。当時、青山学院大学陸上競技部は箱根駅伝で上位に入るものの、優勝争いに絡むレベルには至っていませんでした。しかし、adidasとのパートナーシップ締結を契機に、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一氏を招聘し、原晋監督の組織マネジメント手法と融合する形で、新たなトレーニングメソッド『青トレ』が体系化されました。このメソッドを活用した強化策により、渡邉氏が3年生のときに同大学は箱根駅伝で初優勝を果たしました。この時、渡邉氏は3区を担当し、区間5位で走りながら、チームの優勝に大きく貢献しました。
その後、同大学は箱根駅伝での連覇を達成し、渡邉氏はその成長の中で、最終10区で区間賞を獲得し、再び優勝に貢献しました。このような経験を通じて、チームワークと自己管理能力を高め、今の株式会社RUNDYに生かされています。
『青トレ』は、単なるフィジカルトレーニングにとどまらず、多くのミーティングと座学を通じて選手が理解を深める形式を採用しています。書籍としても出版されていますが、「文字だけでは伝わらない。実践を通じて学ぶことが必要である」と渡邉氏は考え、宮城県仙台市での事業展開を決意しました。

2024年9月、株式会社RUNDYが正式に始動しました。その事業の一環として、ランニングを活用した健康支援プログラムを展開しています。
ブランド認知度向上の施策として、イベントを実施し、来場者には公式LINEへの登録を促し、継続的な関係構築を図りました。また、2024年の『東北・みやぎ復興マラソン』では、ハリー杉山氏、長谷川朋加氏、よしき氏、くれいじーかろ氏を登壇者として招き、本番前日のイベントを開催しました。さらに、SNS広告を積極的に活用するとともに、自らポスティング活動も行い、認知度向上に努めました。


今後の展望として、個人指導型のビジネスも行いながら、BtoB向けサービスを強化していきます。ランニングを活用した『健康寿命の延伸』『コミュニティ活性化』『家族間の関係向上』といった社会課題の解決に貢献できる企業を目指します。また、スポーツチーム向けにランニング特化型のトレーニング指導を提供することも視野に入れています。
さらに、陸上競技界においては、箱根駅伝経験者の多くが関東圏に留まる現状に課題を感じており、高い競技レベルで培った経験を生かしながら、仙台を拠点に競技指導や事業活動を行う環境を整えたいと考えています。RUNDYが仙台での成功をモデルケースとして、他都市への事業展開も視野に入れています。
株式会社RUNDYが今後どのように成長し、社会に貢献していくのか、今後の展開に期待が高まります。
取材日:2025年3月
開業者情報
- 企業名
- 株式会社RUNDY(ランディ)
- 代表取締役
- 渡邉 利典
- HP
- https://rundyac.com
- TEL
- 080-5577-8813
- 所在地
仙台市宮城野区榴岡 4-6-23 今野ビル2F