ジョブ・スタ せんだい ジョブ・スタ せんだい

コラム

今のままでいいのかな?と悩んでいるあなたへ


みなさんこんにちは!キャリアコンサルタントの小関 美江です。
早いもので、今年も残りわずかとなりました。

コロナ禍での新しい生活様式にも徐々に慣れ、今後の働き方や生き方について、改めて振り返り、考えられている方も多いのではないでしょうか。

今回のコラムでは「在職者の方が抱えるお悩み」にスポットを当て、解決のヒントをお伝えします。

転職したい。けれど、決断できない

第1回目のコラム「キャリア・コンサルティングで気持ちの整理をしませんか?」では、ジョブ・スタ せんだいのキャリア・コンサルティングをご利用される約半数の方が「もやもやとした気持ちの整理」を目的とされていることをお伝えしました。

中でも、転職したい、あるいは転職する必要性を感じているけれど、漠然とした不安から行動を起こせずにいる在職者の方が多く見受けられました。

そのような時に私が相談者の方と一緒に行っている方法を1つご紹介します。心のモヤモヤを整理するとてもシンプルな方法です。

例えば、転職しようか迷っている方は「転職した場合と現在の仕事を続けた場合のメリットとデメリット」を書き出してみましょう。

言語化・視覚化することで、感情だけでなく自分自身の考えを客観的に見つめることができるようになります。つまり「今あるもの」に目を向けることができるのです。

まずは、今抱えている自分の課題は転職をすれば解決できるのか、現在勤めている会社でも解決できる余地はないのか、現状を認識することからはじめましょう。

選択肢のメリット・デメリットを事前に考えておくことは、変化に動揺しない思考の訓練にもつながります。

自身の現状を整理したら、最終的にどうするかを“自分自身で決めること”が大切です。

神戸大学が行った人々の幸福感に関する研究では、健康、人間関係に次いで「自己決定」が幸福感に強い影響を与えることが分かっています。所得や学歴よりも自分自身で物事を決定できることの方が、幸福度が上がるそうです。
※出所「生活環境と幸福度に関するインターネット調査」2018年2月8日~2月13日

“自分で進路を決めることが、自分の幸せにつながっていく”
自身で選択して後悔のない人生を送りたいですね。

頑張っている自分を優しく受け止めよう

働いていると誰しもいろいろな悩みを抱えるものです。
もし、親しい友人がミスをして落ち込んでいたり、仕事を辞めようか悩んで辛そうにしていたら、あなたはどのような言葉をかけますか?

「大丈夫、なんとかなるよ」「私で良かったら話を聞くよ」「少し休んだほうがいいかも」など…… 相手を気づかい慰めたり、思いやりの言葉をかけたりするのではないでしょうか。


では、自分に対してはどうでしょう。

「なんて自分はダメなんだ」「うまく行かないのは自分のせいだ」
自分を否定するこんな言葉を投げつけていませんか?

大切な人を思いやるように自分を思いやることを「セルフ・コンパッション」といいます。自己批判で自分を追い詰めるのではなく、現在の自分に対するネガティブな気持ちもそのまま受け入れ、ありのままの自分を優しくいたわってあげてください。

セルフ・コンパッションは最新の心理学の研究で様々な効果が実証されています。例えば、幸福感や楽観性を高めたり、体調が改善されたり、ストレスが低減される効果もあるそうです。

先の見えづらい不確かな時代、そして人生100年時代とも言われる今だからこそ、他人の評価ではなく自分の内側に目を向けて、自分を大切に生きることがますます必要とされています。

世の中にたった一人の自分。ダメ出しせず、頑張っている自分を優しい言葉でいたわりながら、一歩ずつ前に進んでいきましょう。

さいごに

働きながらの転職活動は、それだけでも大変です。
もしも、今がうまく行っていないとしても、あなた自身が本来持っている素晴らしさ、良いところが失われたわけではありません。

今年も残すところあと少し。温かい飲み物でも飲みながら、頑張っている自分自身をねぎらって、新たな1年を迎えませんか?

ぜひお気軽に、キャリア・コンサルティングにいらしてください。
専門家としての視点から、こころを込めてサポートさせていただきます。

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小関 美江
国家資格キャリアコンサルタント
産業カウンセラー
2級キャリアコンサルティング技能士
ポジティブ心理学コンサルタント


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