月: 2017年10月
前編|整理収納アドバイザーに教わる「デスクの片付け術」
前編|整理収納アドバイザーに教わる
「デスクの片付け術」
整理収納指導 /株式会社Port House(ポートハウス) 鈴木 薫
住所:宮城県仙台市青葉区柏木2丁目1-50
TEL:022-718-9221
FAX:022-265-0530
MAIL:info@port-house.jp
URL:https://www.port-house.jp/
イラスト・文/
イラストレーター アベナオミ
1985年生まれ。宮城県出身、在住のイラストレーター。日本デザイナー芸術学院仙台校を卒業後、地元情報誌のデザイナーを経てイラストレーターに。コミックエッセイを中心に活動中。現在は2児の母。2016年に防災士の資格を取得、防災への取り組みにも力を入れている。
URL:http://illustrator-abe-naomi.blog.jp
ひとくち珍味「炙りほたて」
ずんだ茶巾
SNSにアップしたくなる、フォトジェニックドーナツ「Cafe nijineco」
「ついついスマホに手が伸びてしまう…」
思わずSNSにアップしたくなるかわいいドーナツが並ぶ、「Cafe nijineco(カフェにじねこ)」。
そんなフォトジェニックでおいしい人気のドーナツをご紹介します。
|おみやげにもぴったり「デコレーションドーナツ」
チョコレートやキャラメルなどがコーティングされたデコドーナツ。
どれもカラフルで華やか、おみやげによろこばれそうです。
なかでも一番人気は「ドラナツ」。
猫が好きすぎるオーナーさんにより生み出された、にじねこ式ネコ型ドーナツ。
手に持って写真を撮る人が多いそう。
角度により、表情が微妙に変わるのも面白いですよ。
|撮る前に食べちゃうの注意「スタンダードドーナツ」
「外はサクサク」、「内はふわもち」のスタンダードドーナツも大人気。
シュガーやミルクなどの甘いフレーバーはもちろん、甘くない塩バジルもおすすめ。
甘いものが苦手な方も一緒に楽しむことができますね。
トレイに並んでいるドーナツを見ていたら、おうちで揚げたてドーナツをつくってもらった時のワクワクする気持ちがよみがえりました。
お皿に山盛りのドーナツをみんなでシェアすれば、思わずテンションがあがりそう!
SNS映えもバッチリですね。
|「オリジナルブレンドコーヒー」と一緒に、カフェタイム
手づくり家具があたたかい雰囲気の店内では、カフェメニューも楽しめます。
温かいドーナツにアイスとフレーバーソースをトッピングしたデザートプレートなどのカフェメニューは、そのままでも絵になる一品。
ドーナツに添えられたジャムも、すべて手づくり。福島産の桃や宮城産のいちごなど、東北でとれた果物を使ってていねいにつくるそうです。
コーヒーやハーブティーなども、ドーナツに合うようにブレンドされているんですよ。
|新感覚のひんやりドーナツ「フローズンドーナツ」
「おうちで好きな時にドーナツが食べたい!」という方には、通販もできるフローズンドーナツがおすすめ。
自家製のクリームと季節の果物をのせ、 パリッとブリュレしたあと急速冷凍してつくる、 新感覚のひんやりドーナツ。冷凍保存ができるので、いつでも好きな時におうちカフェを楽しむことができます。
こんな珍しいドーナツは、絶対SNSで自慢したい!
ついつい撮りたくなるドーナツばかりで迷ってしまうのではないでしょうか。
添加物・保存料を一切使わず、ひとつひとつていねいに手づくりされたドーナツたち。
もちろんかわいいだけじゃなく、おいしさも「いいね!」間違いなし。
ひとくち食べて思わず笑顔になった1枚も、ぜひアップしてみてください。
※店内で写真を撮影する場合は、お店の方に許可を取っていただき、他のお客さまのご迷惑にならないようにお願いいたします。
Cafe nijineco (カフェ にじねこ)
- 住所:〒981-1107 宮城県仙台市太白区東中田2丁目29-1
- TEL:090-7563-8721
- 営業時間:10:30~17:30
- 定休日:月曜・火曜日(不定休あり)
- ※ドーナツがなくなり次第閉店
- URL:http://nijineco.com/
フリーライター 田代智美
1972年福島市生まれ。印刷・広告関連会社での約20年の営業経験を経て、2014年よりフリーランスのライターに。主に結婚情報誌のディレクション&ライティングに携わりつつ、時にフリーの営業業務委託も行う。「自分の仕事で、誰かの日常をちょっとだけ楽しく」がモットー。
tashiro.t20@gmail.com
つくってみた|vol.8
WATALISで和柄にこめられた意味を学ぶバッチづくり
着物に描かれている花や模様にはそれぞれ願いや意味がこめられているのをご存じですか? 願いや意味から柄を選んで大切な人に贈りものをすると、もっと想いが伝わるかも。今回は着物地の小物を製作・販売している宮城県亘理町の「株式会社WATALIS」さんで代表的な和柄の意味を教えてもらいながら、着物地で缶バッチをつくりました。
|幸せを世界につなぐ「WATALIS」
WATALISは、タンスに眠る古い着物地をリメイクし再び世に送り出す「アップサイクル」に取り組むブランド。着物地の色や柄を活かしながら、亘理町の女性たちが一つひとつていねいに手づくりし、歴史ある日本の意匠の美しさに新たな命を吹き込んでいます。「WATALIS〈ワタリス〉」とは、宮城県亘理町の「WATARI」と「お守り」という意味の「TALISMAN」を組み合わせた造語なんだそう。
2017年5月15日には事務所の近くにWATALIS Shop & Galleryをオープン。こちらには巾着袋「FUGURO」やアクセサリーなど着物地でつくった小物がたくさん並んでいます。着物を持ち込んで、リメイクしてくれるオーダーメイドも行っているそうなので、気になる方はお問い合わせしてみてくださいね。
ギャラリーの奥には着物地でつくられた大きなタペストリーが飾ってあります。これは株式会社WATALISと一般社団法人日本記念日協会・kinenbiの共同プロジェクトにより製作されました。記念日や幸運の花などが記載された「バースデイカード」が366日ぶん用意されており、持ち帰ることができます。
|着物の柄の意味を学ぼう
着物は七五三や成人式など、節目の時に着ることが多いですよね。「もっと幸せになってほしい。」「人生がいいものであってほしい。」といった願いをこめて、柄や文様が選ばれてきました。「着る機会が少なくタンスの中にしまったままの着物も、小物にして身に付けることでまた目に触れる機会になるのではないか。」と考えた代表取締役の引地さん。この缶バッチづくり体験をきっかけに、「日本の歴史や故事、縁起のよい柄の意味をもっと知ってほしい。」とおっしゃっていました。
では、引地さんに着物地に使用される代表的な柄の名称や願い、どんな由来があるのか伺ってみましょう。今回は、4つの吉祥文様について教えていただきました。
【梅文】合格祈願、学業成就、安産祈願
梅の種には学問の神様が宿っているといわれ、合格祈願の神社に植えてあることが多いそうです。梅(うめ)から「産めよ増やせよ」とのことで安産祈願の意味もあるんだとか。
【竹文】延命長寿、技芸上達、子孫繁栄
繁殖力が強いので、長生きや繁栄の象徴とされてきました。
【菊文】延命長寿、若返り祈願、健康祈願
菊は薬用の植物でもあります。平安時代に貴族が菊を見ながらお酒を飲み、長寿を願う儀式をやっていたのだそう。
【扇文】立身出世、技芸上達
形から分かるとおり、末広がりになっています。武家の時代には弓や技芸の上達が大事だったんですね。
※もっと知りたいという方は、WATALISさんのホームページをご覧ください。
(吉祥文様について)
|願いを込めた缶バッチづくりスタート
和柄の意味を学んだら、着物地で缶バッチづくりを体験してみましょう。キットも含めた材料や道具は全てWATALISさんが用意してくれるので、持ち物は特に必要ありません。
<材料(キットの中身)>
・布(着物地)×2枚 ・クリップ付き安全ピン×2個
・缶(本体)×2個 ・裏ぶた×2個
<道具>
・型紙 ・えんぴつ
・土台(透明) ・打ち具(青)
1.型紙に沿って鉛筆で円を書き、切り取る。
型紙を布に当てて、切り取る部分を選びます。どこを中心にするか、できあがりを想像して慎重に選んでくださいね。あとは、型紙に沿ってえんぴつで円を描き、はさみで切り取ります。
2.土台に布・缶(本体)をセットし、布を折り込む
土台に布・缶(本体)の順に入れ、はみ出た布を内側へ折り込みます。しわにならないように布をひっぱりながら折り込むのがポイント。
3.裏ぶたを乗せて押し込む
裏ぶたを乗せ、打ち具(青)で力強く押し込みます。しっかりと押し込まないと、布がずれてしまうので注意してください。
4.最後に安全ピンをつけたら完成!
裏ぶたがしっかりはまったら、土台から取り出します。クリップ部分の裏がシールになっているので、柄が逆さにならないように確認しながら裏面に貼りつけます。
|願いを込めた缶バッチはいかがですか
直径約5cmの缶バッチができあがりました! 大きめサイズなので、無地の洋服やバッグ、帽子のアクセントにもぴったりです。1回の体験で2つ缶バッチをつくることができるので、友達や家族とシェアしてもいいですね。また、大切な人へのプレゼントに柄の意味を書いた手紙を添えたら、想いがもっと伝わるかも。
難しい作業が少ないので、小さいお子様でも素敵な缶バッチをつくることができますよ。缶バッチつくり体験はWATALISに隣接するアトリエ&喫茶「中町カフェー」の営業中に行っています。値段は缶バッチ2個セット(1ドリンクお菓子付)で2,160円です。ぜひ、カフェでひと息つきながら、缶バッチづくりを体験してみてください。
遠方に住んでいて、なかなかお店に立ち寄れないという方は、オンラインショップをご利用ください。(WATALISオンラインショップ)
手芸カフェとしての利用もおすすめ
アトリエ&喫茶「中町カフェー」では喫茶メニューを注文すると、手芸道具を貸し出してくれます。店内にはミシンや針などの手芸道具が揃っていますので、手ぶらでも手芸を楽しむことができますよ。
アトリエ&喫茶「中町カフェー」
- 住所:〒989-2351 宮城県亘理郡亘理町字中町22番地
- 営業時間:10:00~16:00 (ラストオーダー 15:30)
- 定休日:土曜・日曜・祝日・年末年始(臨時休業あり)
- Tel・Fax:0223-35-7341
- URL:https://nakamachi-cafe.com/
めひかり塩チョコ
忙しい日々のご褒美に「マーガレット菓子店」のタルト
秋が深まり、涼しくなってきましたね。
「ほっ」とひと息つきたくなったら、ティータイムを彩るスイーツはいかがですか?
「マーガレット菓子店」は仙台市太白区長町の路地裏にある、タルトと焼菓子の専門店です。
店内はまさにマーガレットの花のような、ちょっと素朴で懐かしい雰囲気。
ショーケースには、色とりどりなタルトがいっぱい並んでいます。
サクサクな手づくりのタルト生地に、季節のフルーツなどをたっぷり使ってつくられたタルトたち。
お値段もお手頃な価格で忙しい大人女子の休息にぴったりですね。
|期間限定! 旬を味わう季節のフルーツタルト
季節ごとの旬な食材を使った期間限定タルトが人気。午前中で売り切れちゃうこともあるのだそう。
春はいちご、夏は桃、秋はかぼちゃ、冬は生チョコレートのタルトが並びます。
「地元産の果物や季節の素材」と「クリームや生地」との相性を考えてつくられていて、ひとつひとつ個性的でアレンジの効いたものばかり。
秋には、スイートポテトやぶどうのタルトも登場する予定なんだとか。
この時期しか出会えない限定タルトは見逃せません。秋の夜長に、本を片手にゆったり楽しみたいですね。
|いつでもおいしい、定番タルト
ミックスベリータルトやチーズタルトをはじめ、年間を通してお店に並ぶ定番タルト。
ショートケーキやクレームブリュレなど、タルトとしては珍しいケーキもたくさんあります。おなじみの味をいつもと違う食感で味わえるのも、ここならでは。
中でも圧倒的人気は「モンブラン」。
和栗と洋栗をバランスよく合わせてつくられたモンブランクリーム。さらにたっぷりの生クリームの下に和栗ペーストを挟んで仕上げたという、なんとも贅沢な一品。
女性はもちろん男性からも人気が高く、リピート率ナンバーワンなんだそう。彼と一緒におうちカフェを楽しむのにもよさそうですね。
|おみやげにもぴったりの焼菓子
ガレットやパウンドケーキなど、焼菓子も豊富。詰め合わせにしてギフトにもできるので、手みやげとしても喜ばれているそう。
中でも店名をモチーフにした「マーガレットクッキー」は、プレゼントしたら絶対に喜んでもらえるかわいらしさ!手みやげ上手な大人女子になっちゃいましょう。
|忙しい日々のご褒美に「マーガレット菓子店」のタルトはいかがですか?
おいしそうなスイーツを目の前にすると、気持ちがふわっとゆるみますよね。
マーガレット菓子店さんでは、お仕事帰りに毎回違うタルトをひとつずつ買っていくお客さまも多いそう。リラックス時間のおともにぴったりのタルト、ファンが多いのもわかります。ぜひ、爽やかな秋の1日をタルトと一緒に過ごしてみてください。
マーガレット菓子店
- 住所:〒982-0011 宮城県仙台市太白区長町4丁目3-13-101
- TEL:022-797-7219
- 営業時間:10:00~19:00
- 定休日:毎週火曜日、第3水曜日、臨時休業あり
- URL:http://www.m-kashiten.com/
フリーライター 田代智美
1972年福島市生まれ。印刷・広告関連会社での約20年の営業経験を経て、2014年よりフリーランスのライターに。主に結婚情報誌のディレクション&ライティングに携わりつつ、時にフリーの営業業務委託も行う。「自分の仕事で、誰かの日常をちょっとだけ楽しく」がモットー。
tashiro.t20@gmail.com
ミガキイチゴ・ムスー
仙台イベント男子「株式会社HAKKA」小松勇斗さん
イベントの企画・運営をはじめ、内装工事の企画設計を手がける株式会社HAKKA(ハッカ)。2013年に設立されたこの会社の代表を務めるのは、小松勇斗さんです。仙台市内で「とみざわマルシェ」や「ながまちマルシェ」などの地域に根差したイベントを手がけ、多くの人を笑顔にする小松さんをご紹介します。
―会社立ち上げのきっかけは?
もともと、イベント関係の仕事に就いていたんです。といっても企画のほうではなく、イベントに使う物品のレンタルだったんですけれど。いつか独立しようと思っていたので、会社設立は自然な流れでした。業務をイベント企画にしたのは、前職のときに「おもしろそう」と思ったから。そして、一緒に会社を立ち上げた相棒が内装関係の仕事をしていたので、彼はそのまま内装部門を担当。だから、うちはイベントと内装の仕事の二本柱でやっているんです。
―これまでにどんなイベントを企画したのですか?
駅構内や各商業施設のイベントを手がけました。あとは、商店街さんと協力して行っているマルシェですね。おかげさまでいろいろなところからお声がけいただいています。お客さまの「こんなことがやりたいんだよね」っていう思いを形にして、それで喜んでいただけて、そこに来てくれた人も笑顔になって・・・。本当、最高に面白いですよ。
―ずっとイベント関係のお仕事をされているのですか?
いえいえ。それはもう、たくさんの職種を経験してきました。小学生のときから「社長になる」というのが夢で、自分に何が向いているのかを探すためにアルバイトも含めて24種類くらい。たとえば、ワッフルの販売、和菓子屋さん、あとは探偵…。たくさんの仕事を経て僕が感じるのは、今が本当に楽しいということ。まさに天職を見つけたという感じですね。たくさんの人に喜んでもらえるイベントを手がけるという仕事の内容もとても濃いもので、2013年の起業からこれまでの4年間は本当にあっという間でした。
スタッフ全員が昭和の棟梁をイメージした格好をしました。
―会社の立ち上げから走り続けているわけですね。お忙しいと思いますが、オン・オフの切り替えはどのように行っているのですか?
僕、プライベートがないというか…。オン・オフは基本ないです。言ってみれば、ずっとオフ(笑)。言いたいことを言って、やりたいことをやってます。ただ言えるのは、僕はすごく人に恵まれているということ。まわりの人が支えてくれているからこそ、こうやって日々大好きな仕事ができているんだと思います。
―今後の目標を教えてください。
仙台市内での花火大会を再来年に行うことにしているんですが、毎年恒例の楽しい花火にすることが目標です。ゆくゆくはイベントではなく、お世話になっているお客さまや業者さんを招いて、これまでいただいたご恩をお返ししたくて。他にも、10年以内に自社ビルを構えることを目指しています。仙台の学生が卒業する時、手に職を持てるように学生と企業が一緒に学べる場所をつくりたいんです。今後、世の中が変わるスピードに対応できる面白い学生や企業を増やしていきたいと思っています。そして、ひとりでも多くの人に喜んでもらえることを、これからも形にしていきたいです。
株式会社 HAKKA
住所:〒984-0816 宮城県仙台市若林区河原町2-4-13 カネタビル2F
TEL/FAX:022-796-2697
MAIL:info@hakkainc.com
URL:http://hakkainc.com