よいみせ│だし廊-DASHIRO-

「だしのギャラリー」をコンセプトに
バラエティーに富んだ店舗を展開


「だしのギャラリー」をコンセプトとしたラーメン店「だし廊」は、現在仙台市内に4店舗、仙台空港(岩沼市)に1店舗を構える大人気店。コロナ禍の2020年12月に4号店を、そして2021年2月に5号店を出店したその理由、さらに、これからの展望について、株式会社ブロスアップの原田佳和さんにお話を伺いました。

1号店の「だし廊-DASHIRO-」を南町通りに移転したのが2017年。そこから1年で2号店の「だし廊-NIBO-」、さらにそこから1年で3号店「だし廊-Mix-」を出店し、これまで1年で1店舗というペースで出店してきた原田さん。「だし廊は『ラーメンを通して、だしを世界に広めていきたい』という思いで始めました。ブランディングする上で『だしのギャラリー』を掲げているので、店舗ごとにコンセプトを変えて、ドミナントの戦略でこれまでやってきたんです。

このコロナ禍で苦境に立たされる飲食店が多い中、なぜあえて4号店「だし廊-BUSHI-」、5号店「だし廊-GoLD-」の開店を決心したのかを聞くと「逆に出店しないと雇用が維持できないと思ったからです。街中の店舗は、企業のリモートワークの推進や、夜飲みに行かない…など、新しい生活様式の影響を受けやすい。人件費は変わらないのに売り上げが下がるとなると、雇用が維持できなくなってしまいます。ですので、雇用を維持するためにも郊外に出店していくというのは選択肢の1つとしてあったんです」。

仙台空港の出店は、海外展開も視野に入れた戦略

5号店はなんと仙台空港内、保安検査場を抜けた後の待合スペースでの出店です。「飛行機に乗る人しか食べられないので、『なんでなの?お客さんのパイが減るよね』と思う方もいると思います。実は、レストランのほうでも打診いただいたのですが、普通にレストランエリアに出すのはブランディング戦略として面白みに欠けると思ったんです。保安検査場を通った後の飲食店は僕らしかいないので、飛ぶ前に小腹を満たせる需要にも応えられ、フライトを待つお客さまへの販促、広報が狙えると考えました。また、仙台市産業振興事業団さんにお世話になったEC用『だし廊-HOME-』をおみやげとしても販売できます」。

だし廊-DASHIRO-

所在地:〒980-0811 仙台市青葉区一番町2丁目2-11 TKビル1F
TEL:022-204-4890
URL:https://www.dashiro.com/

2020年度に誕生した3つの地域産品│商品づくりチーム支援事業のご報告

新しい地域産品の開発・改良を応援したい。

そんな思いから、暮らす仙台を運営する仙台市産業振興事業団では、2020年度に「商品づくりチーム支援」事業を実施しました。マーケッター、フードコーディネーター、デザイナー、ライターなど、本事業団所属の専門家でチームを編成し、総合的に開発などを支援した3つの地域産品をご紹介します。

◆仙臺銅壺(どうこ) せり鍋/株式会社タゼン◆



「お風呂とかキッチン関係の会社でしょ?」仙台市民には、そんなイメージが強い株式会社タゼンですが、ルーツは「御銅師(おんあかがねし)」と呼ばれ、伊達政宗公にも腕前を評価された銅職人なんです。脈々と受け継がれてきた銅加工技術を用い、せり鍋専用の銅鍋を開発。オフシーズンに回収しメンテナンスを行う飲食店向けのレンタルサービスを柱に、提供を開始しました。

◆自分で育てる味噌キット/島津麹店◆

明治42(1909)年創業、宮城県石巻市で糀や味噌をつくり続けてきた島津麹店。6代目としてさまざまなことに挑戦し続けている佐藤光弘さんの「昔ながらの味噌づくりや糀文化を未来へつなぎたい」という思いから生まれた味噌づくりキットです。初めてでも安心してお試しいただけるよう、100%宮城県産にこだわった原料に加え、つくり方のガイドブック、保存用の容器やふろしき、日付シールなど、セット内容を細かく検討しました。

◆だし廊-HOME-/株式会社ブロスアップ◆



2016年の「だし廊 – DASHIRO -」創業以来、『ミシュランガイド宮城 特別版』への掲載、『ラーメンWalker宮城』2年連続1位獲得し殿堂入りするなど、数々の功績を挙げながら着実にファンを増やしてきた株式会社ブロスアップより、冷凍のお取り寄せラーメンが誕生。だしと聞いてパッとイメージできるトビウオやイワシ、鶏などはもちろん、イカ、ホヤ、貝、ウニ、牛まで、さまざまな食材の香りと旨みを、自宅で楽しむことができます。

各商品についてもっと詳しく知りたい方は、「よいもの」ページもご覧ください。

仙臺銅壺(どうこ) せり鍋


自分で育てる味噌キット


だし廊-HOME-

本事業は、2021年度「新商品・サービス開発支援」事業と名称を新たに継続予定です。詳細が決まり次第、暮らす仙台でもお知らせ予定ですので、興味がある方はチェックをお忘れなく。

東京駅に、東北の「いいもの」が集結!【終了しました】

\新 東北みやげコンテストフェア開催!/

東北のステキな魅力がつまった、新しいおみやげを発掘する「新 東北みやげコンテスト」。昨年11月に行われた第7回の入賞商品を集めた「新 東北みやげコンテストフェア」が、「のものグランスタ東京駅店」で行われています。
「のもの」は、「東京駅で見つける、東日本の新たな魅力」をコンセプトに、「旬のもの」、「地のもの」、「縁のもの」を紹介しているセレクトショップ。

今回「のものグランスタ東京駅店」に並ぶのは、最優秀賞の「Canささ 笹かまアヒージョ」(株式会社武田の笹かまぼこ)や優秀賞の「ミガキイチゴバター」(株式会社GRA)のほか、受賞商品を中心としたおみやげ品。


写真:のものグランスタ東京駅店にて開催中の「新東北みやげコンテスト」ポップアップショップ

「のものグランスタ東京駅店」スーパーバイザーの内田幹人さんに、お話を伺いました。「今回、ご縁があって大々的に新東北みやげコンテストの受賞商品をご紹介させていただくことになりました。コロナ禍でなかなか旅行に行けない中、東北のもので旅行気分を味わっていただけるよい機会になりました。東北には、まだまだおいしいもの、よいものがたくさんあって、非常に魅力的だと思います。ここは、東京駅という場所柄、観光、出張などの方も多いですし、丸の内のオフィスビルで働くビジネスパーソンもたくさんいらっしゃいます。客層は実にさまざまで、多くのお客さまが手に取ってくださっているんです」。

売れ筋は、お茶の井ケ田株式会社の「香ばし玄どら」のくるみこし餡だそうで、1週間で40個も売れたそう。


写真:宮城県産の玄米「金のいぶき」を練りこみ、香ばしくしっとりした皮とクルミの風味が加わった上品な甘さの餡がベストマッチした逸品

内田さんに一押しを伺うと「選ぶのは難しいですね…」としながらも「やはり、最優秀省を受賞した『Canささ』でしょうか」とのこと。

写真:内田さんのお気に入りは「canささ 笹かまアヒージョ」

東京駅という日本でも有数の利用客数を誇る場所から、東北の「よいもの」たちはどこへ旅立っていくのでしょうか。そんな「モノの旅」に思いをはせるのも、楽しいかもしれません。

開催期日は3月4日までですが、東京駅を利用される方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。

*授賞式の様子はコチラをチェック!

│開催期間│
新東北みやげコンテストフェア: 3月4日(木)まで

│開催場所│
 のものグランスタ東京駅店

│アクセス│
 電車:JR東京駅 丸の内地下中央改札

│お問合せ│

新 東北みやげコンテストについて

公益財団法人仙台市産業振興事業団
経営支援部 経営支援課 担当:玉置
TEL 022-724-1122 FAX 022-715-8205
E-mail keieishien@siip.city.sendai.jp
URL https://www.siip.city.sendai.jp/miyage2020/

WP

のものグランスタ東京駅店

東京駅 丸の内地下中央口改札
営業時間:7:00 – 20:00
定休日:なし
TEL:03-5224-6033