はじめての越境ECセミナー
参加者募集中!【終了しました】

\クリックひとつであなたの商品を海外に広げる/
~はじめての越境ECセミナー~

越境ECを始めるのは今がチャンス!!

コロナ禍や物価高で国内消費が冷え込む一方、インバウンドの回復や円安傾向の影響などで、今、日本の商品・サービスに海外からの関心が高まっています。海外向けネット販売【越境EC】を始めるのは今がチャンス!

でも、国内ECとの違いなど不安が多いもの。本セミナーでは越境ECを始めるにあたっての基礎知識について実際の取り組み事例を交えながらわかりやすくお伝えします。

こんな方におすすめ
■すでに国内ECはやっているがなかなか売上があがらない。インバウンドも回復してきた今、海外への販路拡大にチャレンジしたい。

■越境ECの言葉はよく聞くけど、どうやるのかよくわからなくて不安。関税なども難しそう。

■越境ECを始めるにあたって国内ECもテコ入れして、ECサイトを改善したい。

■今すぐでなくても、将来的には海外に自分の商品を販売したいので事前に勉強しておきたい。

│日時:2023年3月7日(火) 13:30~16:30

│会場:エル・ソーラ仙台 大研修室(仙台市青葉区中央1-3-1 AER28階)

│受講料:無料

│対象:海外へのネット販売を検討中、もしくは興味関心のある地域中小企業・小規模事業者など(経営者以外の方でもご参加いただけます。)

〔内容〕基礎知識レクチャーと実際の取り組み事例によるケーススタディの2部構成

第1部 越境ECの基礎知識
 ●越境ECのメリット/デメリット
 ●越境ECの種類、物流・手続きの基本
 ●越境ECサイト構築のポイント
 ●活用できる補助金、助成金 など

第2部 ケーススタディから見える小規模越境ECの実際
 ●越境ECサイトの立ち上げから運用までの流れ
 ●コンテンツの作り方(写真や映像、翻訳のポイントなど)
 ●実際のトラブル例 など

新東北みやげコンテストフェア開催中
【終了しました】

\蔦屋書店 多賀城市立図書館へGO!/

東北のステキな魅力がつまった、新しいおみやげを発掘する「新東北みやげコンテスト」。今年11月に行われた第9回の受賞商品を集めた「新東北みやげコンテストフェア」が、「蔦屋書店 多賀城市立図書館」(多賀城市 JR多賀城駅隣接)で行われています。

今年、蔦屋書店 多賀城市立図書館に並ぶのは、最優秀賞の「魚介のリゾット缶3種3缶入り」(岩手缶詰株式会社)や「雪中果」(合名会社菓子処丸美屋)など受賞した商品たち。


写真:「新東北みやげコンテストフェア」では、最優秀賞をはじめ、各賞を受賞した商品がずらり。商品に触れて購入することができます


写真:店長の城田さん。最優秀賞受賞の「Gift&Stock」を持って控えめに“にっこり”

【販売商品はコチラ】


「魚介のリゾット缶3種3缶入り」


「雪中果」


「ほたての貝ひもガリバタ醤油」


「かき醤油の味付海苔」


「木苺の生キャラメルショコラ」


「お米のバウム」※現在売り切れ中のため、次回入荷はまだ未定だそうです。お買い求めの際は、蔦屋書店 多賀城市立図書館にお問い合わせください

「新東北みやげコンテストフェア」

〖開催期間〗
2022年12月26日(月)~2023年1月下旬

〖営業時間〗
9:00~22:00

〖会場〗

蔦屋書店 多賀城市立図書館
〒985-0873 宮城県多賀城市中央2丁目4-3多賀城駅北ビルA棟

〖アクセス〗
電車:JR仙石線多賀城駅北口から徒歩1分
 (JR仙台駅から多賀城駅まで約20分)
 車:多賀城ICまたは仙台港北ICより10分
 (駐車場は多賀城駅南側市営駐車場をご利用ください)

│お問合せ│

新 東北みやげコンテストについて

公益財団法人仙台市産業振興事業団
経営支援部 経営支援課 担当:西
TEL 022-724-1122 FAX 022-715-8205
E-mail keieishien@siip.city.sendai.jp
URL https://www.siip.city.sendai.jp/online_expo/

WP

新東北みやげコンテストフェアについて

蔦屋書店 多賀城市立図書館
TEL 022-368-8860 FAX 022-368-8861
Instagram:tsutayabooks_tagajo

蔦谷書店ロゴ

岩手缶詰株式会社
「魚介のリゾット缶3種3缶入り」

岩手缶詰株式会社は、仙台市産業振興事業団が主催する
第9回新東北みやげコンテストの受賞企業です。

最優秀賞「魚介のリゾット3種3缶入り」


パステルカラーを用いていながらも、その大胆なデザインが目を引く岩手缶詰株式会社の缶詰「Gift&Stock」。2021年の「第9回 新東北みやげコンテスト」で最優秀賞に輝いたのは、そのおいしさはもちろんのこと、商品の誕生秘話にありました。


写真:釜石では、サバやブリ、マグロなどの魚が毎日水揚げされています

岩手缶詰本社は、「鉄と魚とラグビーのまち」として知られる岩手県釜石市にあります。生産している商品の95%はOEM(*)で、その技術やノウハウを生かした自社ブランド商品の開発も行っています。

*original equipment manufacturerの略称で、他社ブランドの製品を製造すること


写真:営業課長の阿部さん。ユーモアのセンスにあふれた、缶詰愛あふれる方でした

営業課長の阿部常之さんは「この『Gift&Stock』は、博報堂とデザイン・イノベーション・ファーム TakramJapanとの3社共同開発なんです。弊社は主にサンマやイワシなどの缶詰を作っておりまして、『主食の缶詰をつくりたいね』という話は以前からありました。本格的に取り組もうとなったのは、東日本大震災がきっかけ。宮古市と大船渡市の工場が、震災で被災して倉庫が流されてしまったんです。倉庫も全焼して缶詰が散乱してしまいましたが、後から聞いた話ですが近隣住民の方が『岩手缶詰さんの缶詰を食べて生き延びたよ』と話していたそうです。それからも主食缶の話が出たり消えたりしながら、5年前から具体的に話が進み始め、『防災、備蓄の線で進めよう』となったんです」。


写真:「Gift&Stock」は、岩手缶詰の釜石工場で製造されています

開発当初は「お米」を缶詰にしようと試みたそう。
「缶詰は、製造工程の中で116℃ほどの温度で95分殺菌します。そうすることで長期保存が可能になり、調理も同時にできる。なので、缶の中に生米を入れればお米が炊けるわけですが、普通のお米やアルファ米、パウチでおかゆを作ってみたところ、どれも冷めるとベータ化して固くなってしまうという欠点がありました。あと、おかゆだと食べ応えがないし、味とカロリーももう少しほしいよね…という話になりまして。そこで思いついたのが、リゾットです。リゾットは生米から炊くし、味もつけられる。そして、玄米を使えばお米の食感を残しながらも、冷めても固くならずおいしく食べられることが分かりました」と、阿部さんは話します。


写真:「Gift&Stock」の製造ライン。丁寧に仕込んでいます

社内で粛々と試作を進めていく中で、博報堂から「防災食を一緒に開発しないか」という提案があったといいます。阿部さんは「ちょうどうちでやろうとしていたことと合致していたので、共同で進めました。味に関してはスムーズに決まりました。まず三陸の魚介に合う味で、ネーミングから味が想像しやすいもの。フレーバーは、岩手缶詰の商品開発チームがディレクションしました」。


写真:イナダとトマトのリゾット。そのままでももちろん、粉チーズをかけてもおいしくいただけます


写真:イナダとトマトのリゾットにたっぷりの粉チーズを加えて形を整え、ライスコロッケに。ワインにもぴったりの一品に仕上がります

博報堂がつないでくれた、世界的デザイン事務所TakuramJapanとの縁。「缶詰の会社では絶対に出てこないようなデザインで、『うわぁ、すごいな!』というのが感想でした。みなさん、スーパーなどの缶詰売り場に行くと分かると思うのですが、漢字で『鯖!』とか『いわし!』、ラベルも茶色とか、中身の写真…というのが多いですよね。でも、今回のコンセプトのひとつが『インテリアとして飾れる缶詰』でして。目につくところに飾っておいていただいて、いざというときにすぐ食べられるようにしてほしいという思いからそういうコンセプトになりました。もともと備蓄は備蓄、おみやげはおみやげで考えていたのですが、おみやげが備蓄になったらいいのでは?という発想に至りました。『備蓄で棚の中に入れていたけれど、棚が倒れて取り出せない』ということになっては仕方ないので。おみやげって、大切な人やお世話になった人に渡しますよね。その方たちの防災備蓄にもつながればいいな、という思いが詰まった缶詰です」。


写真:サバのカレーリゾット。スパイスの風味は効いていますが、辛さが苦手な方でも大丈夫!


写真:サバとカレーのリゾットは、スキレットにとろけるチーズを敷いて火にかけ、焼きリゾットに。キャンプでも楽しめそう

東日本大震災の経験を活かし、自分と大切な人の防災を考える_。

味だけでなく、このアイディアが大きな決め手となり、「第9回新東北みやげコンテスト」で最優秀賞を受賞することになりました。「お取引のある方から『おめでとう』と連絡をいただきましたよ」と、阿部さんも笑顔をのぞかせます。

また、このデザイン性が高く評価され、世界の「エル・デコ」(*)編集長25人が選ぶ、「エル・デコインターナショナル デザイン アワード(EDIDA)」にて、「ジャパニーズ・ソーシャル・デザイン・プロジェクト賞」にノミネートされました。

*「エル・デコ」は、ハースト婦人画報社より2ヶ月に1回発行されているインテリアとデザインの雑誌。25ヶ国版が世界28ヶ国で発行されており、世界で200万部以上を発行し、1000万人以上の読者を得ています。

最後に、阿部さんに食べ方について伺いました。

「もともと防災食なので、真冬の深夜に食べてもおいしいよう設計されています。もちろん、温めてもおいしいので、普段の食卓に温めて出していただいてもいいかと思いますよ」。


写真:イカのクリームリゾットは、濃厚なクリームの味わいがクセになる一品です


写真:イカのクリームリゾットは、お皿に野菜を敷いて「サラダリゾット」に。野菜のシャキシャキした食感がリゾットのおいしさを引き立ててくれます


写真:インテリアとして飾っても違和感のない「Gift&Stock」。あなたの大切な人への贈り物にどうぞ

大切な人の「いざ!」の時に役立つかもしれない「Gift&Stock」。

渡すだけであなたの思いが伝わる、素敵な缶詰です。

<番外編>
岩手缶詰では、思わず二度見してしまう「鯖チョコ」缶詰も製造販売。

阿部さんは「我々は普段からフレーバーについて考えているのですが、缶詰の定番である『みそ煮』や『水煮』だけでなく、奇抜で誰も真似できないようなインパクトのある商品も生み出したいと考えています。意外と合うサバ×チョコの缶詰を食べてみてください」。

「Gift&Stock」と一緒に、攻めの「鯖チョコ」もいかが?

岩手缶詰株式会社

所在地 本社/〒026-0013 岩手県釜石市浜町 1-1-205(市営釜石ビル2F)
TEL 0193-22-3001(代) FAX 0193-24-3005
URL https://www.iwa-kan.com/

取材/2022年12月

これまでの「銘品ものがたり」もご覧ください。