月: 2023年12月
ふりかけ職人
よいみせ│エーピー・ジャパン株式会社
TERRAMOSSとは?
「TERRA MOSS」とはフィンランド北端のボスニア湾に浮かぶ「ハイルオト島」に自生する「コケ」を一つ一つ丁寧に手摘みし、伝統的な手法と工芸技術によりカラーリング&プリザーブド(保存)処理をした商品の事。
その天然の「コケ」を直輸入し、「TERRA MOSS」商品の製造販売を行うのは、仙台市泉区にある「AP JAPAN」です。同社に併設された「モスの杜」を訪ねました。
写真:ショップ内のディスプレイ。かわいい作品や手づくりできる「キット」などが並んでいます
AP JAPANの代表取締役である池田東全さんは、「もともとは7年ほど前、フィンランド産ではないコケ商品を扱っていたのですが、新たにフィンランド産のコケを紹介してもらったことで、インテリア商品として展開できないかと考え始めました。そして、フィンランドからそのコケを直輸入し、それを原料に数々の『TERRA MOSS』が誕生いたしました」と話してくれました。
AP JAPANは、創業当初から昼夜変換型電光掲示板及びLEDを中心とした数々のLED及びエコ商品の企画・製造・販売を事業の柱としてきました。
池田社長によると「私どもは近年、LED看板及びテナント様の多様な看板の中で使用するLEDモジュールを販売してまいりました。しかしコロナ禍の影響でその本業の売り上げも減少し、いまだコロナが明けても、その影響は現在に至っている状況にある」とのことです。
「私どもは今後、『SDG’s』の時代に合った環境にやさしい『TERRA MOSS』を新たな事業の一つと捉え成長させ、LED及びエコ事業と共に終始一貫してお客さまの困りごとを解決するソリューション会社としてより一層チャレンジし飛躍していかなければならないと考えています」と話してくれました。
写真:TERRA MOSSは18色のカラーバリエーションを展開しています
「TERRA MOSS」は水やりの必要もなく、メンテナンスフリーでありながら、長持ちするので、お祝いや縁起物(開店祝いや結婚のお祝いなど)の贈答品にも重宝されます。
「長い年月楽しんでいただけますので、SDG’sの観点からも時代に合った商品だといえます」と話すのは、AP JAPAN「TERRA MOSS」事業の担当者である呉世貞(オ・セジョン)さん。
写真:職人さんたちが一つ一つ丁寧につくっています
「オーダーメイドの商品も承っております。また、キット商品も販売しておりますので、ご自身で作っていただくことも可能です。ぜひ一度『モスの杜』にお越しください。笑顔でお出迎えします!または、オンラインショップをご覧ください」と呉さん。
写真:AP JAPANの池田社長(右)と呉さん(左)
18色のコケたちが織りなす、かわいらしいアイテムの数々。その手触りやデザイン性の高さに、きっと驚くことでしょう。自分だけのお気に入りを探しに、ぜひモスの杜に遊びに行ってみてくださいね!
エーピー・ジャパン株式会社
所在地:〒981-3122 仙台市泉区加茂 1-48-8
Tel: 022-342-4507
Fax: 022-342-4508
URL:https://www.ap-japan.jp/
オンラインショップ:https://shop.ap-japan.jp/
新東北みやげフェア開催中!【終了しました】
\新東北みやげコンテスト販売会やってるよ!/
毎年恒例の「新東北みやげフェア」が、今年も仙台PARCO本館地下1階の「東北スタンダードマーケット」で開催中!
販売されるのは、受賞商品を中心とした17社17種の商品です。
店長の田中ゆう子さんは、「私が注目しているのは、やはり最優秀賞を取った『無添加 浜ののりだれ 食べ比べ3種セット』です。こちらの商品は、当店で 以前から販売させていただいていた『浜ののりだれ』を改良して無添加になったということで、とても楽しみにしています。従来の商品も人気商品で、海苔の香りと味が濃くて本当においしいので、こちらもおすすめです。今回の販売会では従来商品と新商品の両方をお買い求めいただけますので、ちがいを食べ比べてみるのも面白いかもしれませんね。
店長の田中ゆう子さん
この販売会では、食品から雑貨まで幅広く扱っていますので、地元に住んでいらっしゃる方にとっても東北のよいものを知っていただくいい機会になると思います。ぜひお運びください」と話してくれました。
クリスマスにお正月と、人々が行き交うこの季節。大切な人への贈り物、自分へのちょっとしたご褒美に、ぜひ東北のよいものを選んでくださいね。
〇日程
2023年12月20日(水)~2024年1月11日(木)
〇会場・運営
東北スタンダードマーケット(運営:株式会社金入)
仙台市青葉区中央1丁目2-3 仙台PARCO本館B1F
TEL 022-797-8852
〇年末年始営業
通常の営業時間とは異なりますので、店舗までお問い合わせください。
新 東北みやげコンテストについて
公益財団法人仙台市産業振興事業団
経営支援部 経営支援課
TEL 022-724-1122 FAX 022-715-8205
E-mail keieishien@siip.city.sendai.jp
URL https://www.siip.city.sendai.jp/online_expo/
最高級A5ランク仙台牛 すき焼き煮缶詰
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是山(これやま)
お米のバウム庄内産完熟メロン
カムコミュニケーションズ株式会社
お米のバウム(庄内産完熟メロン)
カムコミュニケーションズ株式会社は、仙台市産業振興事業団が主催する
第9回新東北みやげコンテストの受賞企業です。

日本有数の米どころとして知られる、山形県庄内地方。そこで生まれた、見た目も愛らしいバウムクーヘンが人気となっています。それが「お米のバウム庄内産完熟メロン」です。
この商品を開発したのは、お米のグルテンフリースイーツを販売する山形県酒田市の「COMERU(コメル)*」です。
代表の内橋良介さんは、「弊社では、庄内産のはえぬきを使用したスイーツを製造販売しています。実は庄内はメロンも特産品で、庄内空港のすぐ近くにもメロンのオブジェがあるほど。それなのに、あまりメロンを使用した商品がないというのがあったので、開発できないかということで取り組みました」と話します。
*日本有数の米どころ、山形県酒田市で開いた米屋から始まったカムコミュニケーションズ(株)のスイーツブランド
「お米のバウム庄内産完熟メロン」は、職人が1本1本丁寧に焼き上げています
バウムクーヘンだったのは「メロンの丸いフォルムを再現するのに、バウムクーヘンがよかったというのと、もともとうちの看板商品だったというのが理由です。日本のバウムクーヘンってふわっとしたものが多いのですが、うちのバウムクーヘンはドイツで修行したマイスターに教えていただきました。伝統の製法に限りなく忠実につくっているんですよ」。
COMERUの米粉は粒子が細かく、一般的な米粉の2/3ほど。それゆえ、まるで小麦粉でつくったバウムクーヘンのような口当たりが大きな特徴となっています。
ウェブマーケティングの世界から「20年後も残っていく仕事がしたい」と、食の世界に飛び込んだという内橋さん
「お米が活きるスイーツで、くらしをもっとつややかに。」をブランドコンセプトに掲げるCOMERU。
そのはじまりは、70年以上前にまで遡ります。稲作が盛んな酒田で開いた、小さな米屋だそうです。庄内のおいしい米を届けたいという思いは、スイーツという形になって、今に至ります。
「米屋から始まったわが社では、とにかく米にこだわった商品づくりをしています。小麦アレルギーのある方も安心して召し上がっていただけるスイーツです。この『お米のバウム庄内産完熟メロン』は2016年には販売していた商品なのですが、COMERUをリブランディングし、ロゴやパッケージなども変更しました。今後はこの商品の見た目のユニークさや新東北みやげコンテストの受賞商品であることをフックに、全国のみなさんに庄内について知っていただくきっかけになればと考えています」。
本場の伝統的な焼き方を忠実に再現しているそう
庄内産の米粉とアンデスメロン、そして月山の清涼な水を飲んで育った鶏の卵。良質の食材を職人が丁寧に焼き上げていく「お米のバウム庄内産完熟メロン」。
内橋さんは「庄内産メロンにしても、米にしても、地方には語れるストーリーがあるし、良くも悪くも、コストを抑えることができる。地方企業として生き残っていくためにも、きちんと戦略を練って事業を拡大していきます。実はアメリカとシンガポールでの販売を始めたのですが、バームクーヘンやカステラは、向こうではそんなに食べられているお菓子ではない。なので、そこは食習慣に合った商品開発をして、海外で出すということを今後やっていきたいですね」と話します。
庄内産のお菓子が世界中で愛される日も、そう遠くないかもしれませんね。
アイスクリームと岩手盛岡市の老舗「御菓子司 山善」の「ぶどう飴」をトッピング。「暮らす仙台」らしい食べ方に
大阪出身の内橋さんは、学生起業家だったという過去を持ち、現在は複数の地方都市でロールカンパニーを経営しています。Yahoo!ニュースでご紹介しているので、ぜひご覧ください。
カムコミュニケーションズ株式会社
「COMERU」
所在地
〒998-0013 山形県酒田市東泉町4-11-6
TEL 0238-32-2010 FAX 0234-28-8335
URL https://comeco.co.jp/