[終了しました]渋谷ロフト「雑貨で感じる涼生活 日本の夏」開催中!

\渋谷ロフトが仙台七夕会場に!?/

現在、渋谷ロフト1階にてポップアップイベント「雑貨で感じる涼生活 日本の夏」(Supported by 仙台市、仙台産業振興事業団、Koquela)を開催中です。

このイベントは、昔ながらの日本の夏の風情を思わせる“涼を感じる道具”を集めたポップアップで、東北三大祭りのひとつである「仙台七夕まつり」の吹き流しと笹飾りも展示されています。

松川だるまやこけし、玉虫塗など仙台ならではの雑貨や「ずんだシェイククッキー」や「仙台弁こけしコーシー(珈琲)」などの食品もずらり。お近くの方や仙台から東京に出張される方、ぜひ涼を感じられるアイテムと仙台・東北のおいしいものをぜひ楽しんではいかがでしょうか。

渋谷ロフト1階ロフトマーケット
東京都渋谷区宇田川町31-1
期間:~8月25日(日)まで
営業時間:11:00~21:00
※最終日は17:00に閉場

株式会社瀬戸屋
ぐい吞パスポート

株式会社瀬戸屋は、仙台市産業振興事業団が主催する
第10回新東北みやげコンテストの受賞企業です。

地域性特別賞 ぐい吞パスポート

2024年7月1日から10月31日までの4ヵ月間、ぐい吞とチケットを提携の飲食店に持ち込み、日本酒を無料(無料チケット5枚付き、各店舗1日1杯まで)で飲むことができる「ぐい呑パスポート」。宮城の作家の手によって制作されたぐい呑で、宮城の日本酒、そして食を楽しむ―。

大人がワクワクしながら仙台の街なかを回遊できるこの企画を考えたのは、株式会社瀬戸屋の金野知哉さんです。

写真:仙台・宮城をそのアイデア力で盛り上げようと東奔西走する金野さん

「もともと仙台商工会議所のセミナーを受講したときに、仙台のみやげ品をつくりたいと思っていました。その話をしたときに、『その商品を使った体験ができるといいよ』というアドバイスをいただいてじゃあ、地元の食べ物を地元で味わってもらうものにしよう、と。最初はぐい吞ではなく、箸やスプーンというアイデアだったのですが、やはりうちは器の卸で昔から作家さんとの付き合いもある。ということで、ぐい呑にしようと企画したけれど、そのうちコロナになっちゃって。そんなときに、地元の飲食店のオーナーさんと話す機会があって、『こんな企画があったんですけど…』って紹介したら『じゃあ、やりましょうか』といってくださって」。


写真:家吞みにも活躍する「ぐい吞」

コロナで飲食店も大変だった時期。「『やってもらったほうがいい』というお返事をいただいて、知り合いづてに17店舗ほどで始まりました。当初は約1カ月間の予定が、緊急事態宣言、まん防なんかもあったので、期間が延びて延びて…。でも逆に期間が長くなったことで、お客さまにゆっくり飲んで楽しんでもらえたのがよかったんですよね。なので、それを2年目からも踏襲。数カ月間有効のパスポートにして、1軒1軒じっくり楽しんでもらいたいです」と、金野さんは話します。


写真:「ぐい吞パスポート」には、第1回から参加しているという「仙臺居酒屋 おはな」。メニューは、お酒と一人前のセット「仙臺セット」

最初は17店舗で始まった「ぐい吞パスポート」も、今では31店舗まで拡大。仙台市中心部だけでなく、北仙台エリア、河原町エリアにも広がっていきました。

「地元の飲食店を応援したいと思い、加盟基準を設けています。うちは卸売業なので、メインのお得意先はホテルや旅館、デパートです。でも、この『ぐい吞パスポート』をきっかけに、地元の飲食店をご紹介いただくようになりました。紹介されて飲食店に説明に行くと『SNSで見ていました』とか『やってみたかったんです』っておっしゃっていただくこともあるんです」。


写真:洋食メニューにも日本酒を合わせて楽しんでは

今後の展望についてうかがうと、「私としては、今後この仕組みを宮城だけじゃなく、いろいろな地域に広げていきたいと思ってるんです。福島、山形、秋田、青森には飲食店、蔵元、そして陶芸家はいるので、こういう仕組みを広げていきたい。あとは、インバウンド向けに海外のお客さまをお迎えするにはどうすればいいかということを考えています。メニューを画像付きのものなどを提供するなどして、受け入れる飲食店のサポートができれば、地域活性にもつながる。私は仙台で生まれ育ったので、仙台、東北を盛り上げていきたい」と、笑顔を見せる金野さん。


写真:お客さまとの会話を楽しむ「仙臺居酒屋 おはな」スタッフの千葉さん

提携飲食店のひとつである、「仙臺居酒屋 おはな」のスタッフである千葉鉄太さんは「このぐい吞パスポートをきっかけにお店に来てくださるお客さまもいて、層が広がった気がします。ぜひ、宮城のおいしいお酒とお料理を多くの人に楽しんでいただけたら」と話してくれました。

日高見窯、台ヶ森焼、雷窯、環窯、針生峻、Art-Glaze大沢窯、雅堂窯、株式会社タゼン、三輪田窯が制作するぐい吞。これまでは何が手元に届くのかは開封してからのお楽しみでしたが、今年からぐい呑を選べるようになりました。乾坤一、黄金澤、蔵王、浦霞、日高見などをはじめとする地酒は、お店によってのお楽しみ。

ぜひ、宮城で生まれたぐい吞で地酒と地の食材を楽しんでみてはいかが?

ぐい吞パスポートについて、詳しくはこちら

金野さんの地域活性にかける思いは、Yahoo!ニュースでもご紹介しています。ぜひご覧ください。

株式会社瀬戸屋

所在地 〒984-0015 宮城県仙台市若林区卸町2-15-7
TEL 080-6052-0641
URL https://www.setoya.co.jp/

取材/2024年6月

[終了]第11回新東北みやげコンテスト[エントリー商品募集開始!]

\どんなステキな“よいもの”にあえるかな?/

いよいよ「第11回 新東北みやげコンテスト」エントリー商品の募集がはじまりました!

昨年度行われた記念すべき「第10回 新東北みやげコンテスト」では、数年ぶりのリアル開催ということもあり、会場内も大変賑わっていました。

「第10回 新東北みやげコンテスト」最優秀賞 
合同会社fluir「無添加 浜ののりだれ 食べ比べセット」


受賞後はたくさんのメディアに取り上げられ、製造が追いつかないほど多忙になったそうです。嬉しい悲鳴ですね。

今年もはじまりましたエントリー商品募集。

東北各地から、どんどんご自慢の商品をご応募ください!

※応募は終了いたしました。

今年もたくさんのご応募ありがとうございました。

[お問い合わせ先]
公益財団法人仙台市産業振興事業団 
成長促進部 販路開拓支援課
TEL 022-724-1125
E-mail hanro@siip.city.sendai.jp
担当:西槇

桃生茶を使った、人と環境にやさしいお菓子

\kitahaの新しい商品ができたよ!/

宮城県石巻市にある茶舗店「お茶のあさひ園」(有限会社ファーム・ソレイユ東北)。今でこそ大手メーカーもこぞって生産している和紅茶を2017年からつくっています。

「400年も前からこの地に受け継がれてきた桃生茶で紅茶をつくり、東北を盛り上げたい」との想いから、2017年に和紅茶ブランド「kitaha」を立ち上げました。おいしさだけでなく、そのストーリーも評価され、2019年のG20大阪首脳会議、そして2023年のG7広島サミットそれぞれの夕食会で提供されると、大きな話題に。また、2019年の「新東北みやげコンテスト」(仙台市産業振興事業団主催)では、kitahaのフレーバーティー「kitaha-纏-」が最優秀賞を受賞。開発担当の日野朱夏さんの涙のスピーチは、その場にいた多くの人たちの心を打ち、もらい泣きする人もいたほどでした。


そんなkitahaに、新しく加わったのが「kitaha-稔-」。煎茶のムラング「あわつぼみ」と紅茶製造の際に出る「ふわ」と「ぼう」を利用した紅茶葉をまるごと味わうクッキーボール「ふわとぼうる」をラインナップしています。

この商品について、先述の開発担当者である朱夏さんは、「『あわつぼみ』は、実は以前からあったもので、今回『稔』というプラットフォームをつくるにあたって、パッケージデザインなどを変えました。煎茶を石臼で丁寧に挽いたものをふんだんに使っていて、甘さだけではなくて、渋さも感じることができる高級感がある味に仕上がっています。『ふわとぼうる』は、昨年作り出したものです。紅茶を製造する際に『ふわ』という葉っぱの繊維と茎の『棒』が出てしまいます。香りがよく、捨てるのはもったいないという思いからできたお菓子なんです。和紅茶の味と香り、石巻産ひとめぼれ米粉のさくほろ食感が楽しめます。どちらも、(継続就労支援)B型事業者さんで丁寧につくっていただいています」と話します。

紅茶製造の際に出る「ふわ」と「棒」については、アロマデザインを手掛けるgreedyのボディソープ「北限の雪中茶エキス配合のボディソープ」にも使用され、その活用の幅が広がっています。
「すべてを再利用しているわけではないのですけれど、少なくとも一部は廃棄しなくてよくなったということが、私たちにはうれしくて」と、朱夏さん。

2022年には石巻市に自社工場「kitahanone」も設立し、石巻で和紅茶の生産が可能になりました。
「工場ができる前は、茶葉を積んだらハイエースに乗せて静岡まで行っていました。私たちだけじゃなく、工場とのスケジュール調整もあったので、ここだけでつくれるようになったのは本当によかったです。新鮮なものをみなさまにお届けできますしね」と、朱夏さんは笑顔をのぞかせます。

和紅茶、煎茶、そしてフレーバーティーは、kitahaのオンラインショップで購入できますが、「kitaha-稔-」は、石巻の「お茶のあさひ園」のみでの販売です。
朱夏さんは「先ほどもお話した通り、B型事業所のみなさんに丁寧につくっていただいているので、量産できないんです。『早くして』なんていったら、利用者さんが気持ちよくつくれなくなってしまう。だから、そこは大事にしたいと思っていて」と話します。

環境にやさしくて、人にやさしい「kitaha-稔-」。
石巻市を訪ねたら、ぜひ「お茶のあさひ園」へも足を延ばしてくださいね。

朱夏さんの「kitaha」、そして石巻にかける思いは、Yahoo!ニュースでもご紹介しています。
ぜひ、ご覧ください。

お茶のあさひ園
(有限会社ファーム・ソレイユ東北)

所在地 〒986-0828 宮城県石巻市旭町10番8号
営業時間 10:00 ~ 17:00(日曜・祝日 定休)
URL https://ocha-asahien.co.jp/

取材/2024年6月