月: 2024年8月
株式会社熊野洞
笑顔になるケーキオルゴール(ショートケーキ型)
株式会社熊野洞は、仙台市産業振興事業団が主催する
第10回新東北みやげコンテストの受賞企業です。
おいしそうに見えるケーキ…と思って手に取ると、それはなんと木でできたオルゴール!
このユニークな「笑顔になるケーキオルゴール」を製作したのは、熊野洞の熊野聡さんです。
若いころからオルゴールを製作していた熊野さん。当初はボックス型のオーソドックスなものが中心でしたが、東日本大震災をきっかけにケーキ型のオルゴールの制作を始めたのだそうです。
「工房も大きな被害を受けましたが、その時に働いていたスタッフも震災で心に大きな傷を負ってしまった。やっぱり、工房の雰囲気も明るくないものですから、つくり手も手にしたお客さまも明るい気持ちになれるものがつくれないかと始めたのが、このケーキオルゴールなんですよ」と、熊野さん。
写真:類まれなる才能で、木製のケーキオルゴールを製作する熊野さん
製作を始めたばかりのころは、今のような鮮やかな発色ではなかったそうで、「チョコレート色、茶系が多かったですね。でも、どうにか鮮やかな色合いを出したいと思っていろいろ研究しましてね。13年かけてここまできたという感じです。それに、コロナの時期には、展示会とかもなかったし、3年くらい研究に没頭する時間があって。失敗したものから『こんなきれいな色が出るんだ!』とか、いろいろな発見があって、それでこんなにたくさんの色を出せるようになったんですよ」と教えてくれました。
写真:木材から抽出した色素・粉・おがくず・かんなくずを使って着色しています
驚くべきことに、着色に使用しているのは、すべて「木」。
「赤い木や黄色い木があるんですよ。その木材を加工して、鮮やかに発色させていくのが私の技であり、企業秘密でもあります。純白だけは木材では出せないので、こちらは卵の殻を使用しています」。
パフォーマンス上手、話上手の熊野さん。
「本来は口下手で無口なんですよ(笑)。でも、百貨店なんかに行って展示販売をするでしょう。お客さまに『ほら、こんな風になるんですよ』なんて見せると、ちょっと頬が緩む。ケーキだけじゃなくて、いろいろな形のオルゴールをつくっているから、そんなのを見せたりするとゲラゲラ笑ってくれたりするんですよ。外国人のお客さまからもそういう反応があるものだから、言葉じゃなく伝わるものがあるんだなって思ってね。自分のつくったもので、喜んでもらえるのがうれしくて。ものづくりがどんどん楽しくなっちゃうんですよね」。
こうして熊野さんからひとつ買い求めたお客さまが、コレクターとなったり、大切な人へのギフトに選んでくれたりするのだそう。
「本当に楽しく仕事をさせてもらっているので、1日があっという間なんですよ」。
写真:雪だるまやサンタクロースなどのケーキオルゴールは、クリスマスプレゼントにもぴったり
熊野さんが楽しくニコニコとつくりあげる、木製のかわいいケーキオルゴール。
みなさんも大切な人へのギフトにしてみては?
きっと素敵な笑顔を見ることができますよ。
熊野さんのこれまでのヒストリーは、Yahoo!ニュースでも紹介しています。そちらもぜひご覧ください。
[終了しました]「新東北みやげコンテスト」販売会
in藤崎百貨店
8/14まで!藤崎に急げ🏃♀️🏃♂️🏃♂️
8月9日から14日までの6日間、藤崎本店1階にて「新東北みやげコンテスト」のポップアップショップが開催されています。歴代の最優秀賞受賞商品に加え、藤崎さんリコメンドの商品もずらり。
「暮らす仙台」のInstagramでもときおり登場してくれる「ねこけし」など、かわいらしい雑貨もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね!
\エントリー商品募集中です!!/

※応募の詳細はコチラ
TOHOKU AZLM~おくのソラミチ~
第10回新東北みやげコンテスト受賞商品展示中
夏休みに入り、仙台空港を利用するという方も大勢いることでしょう。
仙台空港国内線搭乗待合室にある「TOHOKU AZLM~おくのソラミチ~」を知っていますか?
ここは、レンタルスペースとして東北にこだわった食、雑貨、工芸、レジャー等、東北の企業や団体の商品・サービスなどを展示する場所。
商品のみを展示し、人による接客と店頭販売は行わず、商品はQRコードを読み込んで販売サイトから購入するシステム。
東北各地から集められた“よいもの”を展示し、その中には「新東北みやげコンテスト」の受賞商品も。
仙台空港のスタッフは「この展示スペース全体も、かなりお客さまに見ていただいているのですが、中でも『新東北みやげコンテスト』のコーナーはよく見ていただけていると感じます。食品だけでなく、こけしなどの雑貨があるのもポイント。こけしは『すごくかわいい』と評判です。あとは、うどんからできたビールなども『うどんからできているんですか?』と驚かれていたお客さまもいましたね」と話します。
写真:第10回新東北みやげコンテストで最優秀賞に選ばれた「無添加浜ののりだれ 食べ比べセット」
“推しの商品”を聞くと「どれも素晴らしい商品で優劣はつけられないです」と苦笑するスタッフに、東北のみやげ品について伺いました。
「中身がいいのはもちろんなのですが、最近ではパッケージも洗練されてきています。どの企業さんも商品開発のための努力をされている印象です。こういった商品を空港から全国に発信していくのが私たちの務めだと感じています。毎年行われている『新東北みやげコンテスト』の受賞商品などを中心にこれからも東北のよいものをご紹介してまいります。QRコードから購入することも可能ですので、ぜひ活用していただければと思います」。
写真:お客さまから「かわいい」と評判だという「ベビーかぶと」
夏休みの旅行やビジネスの出張などで仙台空港を利用される方は、ぜひ足を止めてみてくださいね。
下記画像を\ポチ!/で「新東北みやげコンテスト」エントリー詳細ページへ入れます。
東北の「よいもの」を全国、世界の方たちに届けましょう!
たくさんのご応募、お待ちしております。