投稿者: KRT
「新東北みやげコンテスト」ポップアップショップ
蔦屋書店多賀城市立図書館
担当スタッフの遠藤夏子さんは「今回も審査員として参加させていただき、地元である宮城県の『まるごと牡蠣ソース』が最優秀賞を受賞したことをうれしく思っています」と話します。
商品選定にあたっては、若手スタッフを含めた3名で行ったそう。
「展示会へは、20代前半の若手スタッフも展示会に同行。よいと思った商品が大体一緒だったのは、面白かったですね。今回の商品選定については、多くの方が吟味した受賞商品の展開はマストでした。この付加価値をしっかり伝えて販売するのがお店の役割だと思うので、しっかりとPRしていきます。おみやげ品は、味はもちろんデザイン性も重要だと考えています。『あかべこバリケード』と『つや姫玄米茶』はパッケージデザインに惹かれて購入されるお客さまもいます」。
遠藤さんは「2023年の『新東北みやげコンテスト』販売会では、想像以上におみやげ品として購入される方が多く、うれしい悲鳴でした。今年も東北のおみやげをしっかり販売していきたいと思います」と話してくれました。
最優秀賞
まるごと牡蠣ソースセット(FISHERMAN‘S KITCHEN)
牡蠣をまるごと37%濃縮したほかにないリッチな万能ソース。宮城・南三陸の風土を感じる、大切な方へのギフトにぴったりの商品。
優秀賞
津軽塗アクセサリー(株式会社小倉内装)
青森の伝統工芸である「津軽塗」をより多くの方に知ってもらおうとカジュアルダウンした一品。伝統工芸を身近に感じられるようなコンセプトが秀逸!
地域特別賞
しょっつるナッツ(株式会社ノルテカルタ)
秋田の魚醤「しょっつる」をまとわせた、うま味たっぷりのミックスナッツ。しっかりした味付けながら後味がよく、お酒のおつまみにぴったり。蔦屋書店で販売されているお酒と一緒に購入しては?
クリスマスに「こけし」の絵付けイベントが開催されました
\東北が世界に誇る「こけし」の絵付けイベント/
去る12月25日、シャングリ・ラホテル東京(東京都千代田区)にて、東北が世界に誇る「こけし」の絵付けイベントが開催されました。
昨年9月に行われた「東京インターナショナル・ギフト・ショー」への展示がきっかけで、Koquelaとシャングリ・ラホテル東京とのご縁がつながり、今回の開催となりました。
写真:作並系こけし工人の平賀さん。外国人観光客の方とも気さくに接していました
絵付けの“先生”として、作並系こけしの平賀輝幸工人が登場。参加者のみなさんは伝統工芸の奥深さを堪能していたようでした。
写真:ハワイから来たSisiさんとTezuさん。日本が大好きだそう
ハワイから観光に来たというSisiさんは「こけしが大好きなの!すごくクールだと思う。絵付けは初めてだったけど、とっても楽しいですね」と、満面の笑顔。平賀工人が8代目であることを告げると、目を丸くして「本当に⁉ それだけ長く受け継がれていることを、心から尊敬します」とお話していました。Sisiさんの息子であるTezuさんは「意外と難しいですね。でも、楽しかった」と笑っていました。
写真:シンガポールから観光に来たElsaさん。娘さんのこけしも個性的でキュート
シンガポールから来たというElsaさんは、娘さんが挑戦しているのを見て「私もやってみたい!」と、途中参加。ElsaさんもTezuさんと同様「楽しかったけど、こけしに絵をつけるのは、難しいですね」と言いながらも、自作のこけしが気に入った様子でした。
さらには、シャングリ・ラホテル東京のスタッフのみなさんも体験してくださり、こけしの魅力を伝えるすばらしいクリスマスイベントとなりました。
写真:シャングリ・ラホテル東京のスタッフさんが絵付けをしたこけしたち。かわいい!
写真:シャングリ・ラホテル東京内のショップでこけし販売もはじまりました!
さらにシャングリ・ラホテル東京では、Koquelaのこけしたちの販売も開始。
海外からのお客さまや、日本のお客さまにもっともっとこけしのことを知ってもらえる機会となりますように。
アエル×「暮らす仙台」マルシェ開催!
いいいち ~いいもの、あえる、いち~
(公財)仙台市産業振興事業団が運営するウェブサイト「暮らす仙台」は、仙台・宮城、東北の「よいもの」「よいみせ」「銘品ものがたり」をご紹介してまいりました。
これまで、数多くの読者のみなさま、事業者のみなさまに支えられてきたこのウェブサイトが、2025年、新たな試みに挑戦することになりました。
それが、2025年2月28日(金)~3月2日(日)の3日間、仙台駅前のアエルで開催される「いいいち」~いいもの、あえる、いち~です。
イベント名
アエル×「暮らす仙台」販売会 「いいいち」~いいもの、あえる、いち~
主催
アエル株式会社
公益財団法人仙台市産業振興事業団
開催日程
2025年2月28日(金)~3月2日(日) 3日間
開催時間
10:00~19:00 最終日17:00終了
開催場所
アエル2階アトリウム
(〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央1-3-1)
アクセス
・JR仙台駅2階出口2-8より徒歩2分
・地下鉄東西線、南北線 仙台駅北7出口より徒歩3分
ほかにも魅力的な商品がいっぱいです!
[出展企業紹介]
食品
・合同会社fluir
・株式会社ロル
・株式会社ゴリラファーム
・MOYANE協議会
・有限会社金華山醸造
・有限会社栄泉堂
・株式会社鮮冷
・合名会社菓子処 丸美屋
・有限会社ファーム・ソレイユ東北
・株式会社ほの香
[雑貨]
・Koquela
・株式会社ほまれや
・アロマ工房月ノ雫
・多夢多夢舎中山工房
・GuuRe.8(グールハッチィ)
・株式会社保志
・加藤木工
・メリーメリークリスマスランド
「読者の方はもちろん、アエルアトリウムを通る方々に手に取ってほしい」と思う商品をピックアップ。
この先ずっとずっと愛されるようなマルシェに育てるべく始めた、新たな取り組みです。
「ああ、またあの『いいいち』の季節だね」と思ってもらえるような、そんな素敵なイベントにします!
Information
詳細は毎週金曜日、「暮らす仙台」Instagram等、SNSでお知らせいたします。お楽しみにお待ちください♪
蔵王チーズ/2種のチーズパウンド
仙台すずめ饅頭 ずんだ
ほむら前掛け
株式会社稲庭うどん小川
稲庭うどんから生まれたエール「小川」
株式会社稲庭うどん小川は、仙台市産業振興事業団が主催する
第10回新東北みやげコンテストの受賞企業です。
秋田県の南の玄関口である湯沢市。四季折々の豊かな自然と食が魅力的なこの町で、古くからの郷土料理として人々の胃袋をつかんできたのが、「稲庭うどん」です。その歴史は古く、徳川家綱が第4代将軍となった翌年、明暦元年(1655)には、稲庭町でうどんの製造が始まっています。
多くの稲庭うどんメーカーが軒を連ねる湯沢市。
「創業1982年。うちは一番の後発なんです」と話すのは、「株式会社 稲庭うどん小川」(以下、「稲庭うどん小川」)の専務取締役・小川選子さんです。
写真:稲庭うどん愛が止まらない小川さん。とてもキュートな方でした
稲庭うどん小川のはじまりは、タクシー会社を経営していたお父さまが、お客さまから聞いた一言がきっかけだったそう。
「ある日、東京のバイヤーさんを駅まで乗せたそうなんです。そのときに、『稲庭うどんの品数が一年中安定して供給されていない』『メーカーによって品質にばらつきがあっていいものを仕入れるのにちょっと苦労をしている』という話を聞いたそうです。それで、『自分の生まれ育った稲庭で、皆さまに満足いただける高品質の商品を通年で安定供給しよう。もともと食品には興味があるし手を動かすのも好きだから、自分にもできるのではないか』と思ったのだそうです。当時はタクシー会社を経営しながらのうどん製造立ち上げでした。その時のことは、私も子どもながらに記憶しています」
写真:小川さん自らが調理してくださった比内地鶏の稲庭うどん。絶品でした!
もともと贈答品としての需要が高かった稲庭うどん。新規参入者である「稲庭うどん小川」では着眼点を変え、「高品質ながら、リーズナブルに楽しんでもらえる商品づくり」を行いました。
「そのおかげもあって、全国の量販店さまへの出荷率は業界トップクラスになりました。また輸出にも力を入れ始め、香港をはじめとするアジア各国、北米やヨーロッパと取引をしています。洋の東西を問わず世界各国で麺を食べる文化はありますし、北米やヨーロッパではどんどん日本食のレストランができています。海外市場も私たちにとってはとても大事なんです」
写真:どんなお料理と合わせてもおいしくいただけます
とても丁寧にうどんをつくっている稲庭うどん小川ですが、どうしても製麺時に出てしまうのが、端材。
「お店で購入いただいたお客さまに持っていっていただいたり、秋田県の老人ホームやこども食堂に無償でご提供しているのですが、それでも追いつかないんです。それで、湯沢市で中小企業を支援している『ゆざわ-Biz-』に相談したんです。そのとき、ちょうどこのビールをつくってくださった羽後麦酒さんも『地元湯沢市の企業とコラボしたい』とご相談に来ていたんです。それでご縁をいただきました。
もともとビールには小麦もつかわれるので『それならいけるのではないか』と。それでも初めてのことになるので、秋田県総合食品研究センターに技術支援のお願いをして、商品化に至りました。味は普通のビールにすることもできたのですが、稲庭うどんらしさを残すために、塩味をほんの少し残して『あ、なんとなく稲庭うどんの味がするね』という感じに仕上げています。とはいえすっきりした味わいになっているので、食中酒として楽しんでいただけますし、軽めなのでお休み前のちょっとした時間にナッツなどをおつまみにしながら召し上がっていただけたら」。
写真:「青森ホタテで缶パイ」と稲庭うどんを合わせて。豪華な食卓に
このユニークでエシカルな商品「稲庭うどんから生まれたエール小川」は、メディアにも多数取り上げられました。
「おかげさまでいろいろ注目いただき、『飲んでみたい』というお客さまが多く、1週間で完売してしまったんです。現在では地元の酒屋さんのほか、羽後麦酒さんのオンラインショップで購入いただけます」
今後、このビールに期待することを伺いました。
「より多くの方に召し上がっていただきたいです。そのため、現在はもっと販売店を増やせるよう、価格の見直しをして再販したいと考えています」
秋田を代表する名産品からつくられたビール。ぜひみなさんも、試してみてはいかがでしょうか。
専務取締役・小川選子さんのものがたりは、Yahoo!ニュースでもご紹介しています。ぜひご覧ください。
※株式会社 稲庭うどん小川は「第11回新東北みやげコンテスト」でも「アイディア特別賞」を受賞。
商品の詳細はオンライン商談カタログ「SELECT TOHOKU」でご覧ください。
株式会社 稲庭うどん小川
所在地 〒012-0107 秋田県湯沢市稲庭町字大森沢144
TEL 0183-43-2803
FAX 0183-43-2857
URL https://ogawaudon.com/
受付時間 8:30~17:30(月~金)
よいみせ│秋保ワイナリー
今や、秋保の名スポットとなった「秋保ワイナリー」。
2014年にスタートしたこのワイナリー(店舗のオープンは2015年)は、建築家である毛利親房さんが東北沿岸復興の目的で立ち上げたものでした。
女川町の施設の建築を手掛けた毛利さんは、震災で大きなダメージを受けた沿岸部の農家や漁師を食を通じてどうにか応援できないかと考えたそう。
宮城県産のワインができれば、それに合わせる料理が欠かせない。沿岸部の牡蠣やホヤなど、宮城ならではの食の魅力を発信したいと考えました。さらに、自分のつくるワイナリーが、ワインづくりを始めたい人の勉強の場所になればいい、そう思ったといいます。
さらにその思いは広がり、テロワール(=生産地の気候風土と人の営み)と、マリアージュ(食事と酒のペアリング)を掛け合わせた「テロワージュ東北」を提案。
写真:寿司専門の白ワイン「鮨」を手にする毛利さん
さらに、2024年には「秋保バレー協議会」を仲間とともに立ち上げ、新たな活動にも取り組んでいます。
「今年はインバウンド普及元年ということにしたんです。というのも、仙台という場所はインバウンド客の通過点になってしまっているから。牛たんを食べて、何かちょっと買い物をして…だけではない食の楽しみ方を提案するようにしたいと考えています。これは富裕層向けのアイデアで、おいしいもの、おいしいお酒を楽しんで満足すれば、インバウンド客はどんどん発信してくれる。それでまた仙台にインバウンド客が増える…という計画を進めています。たとえば、秋保にワイナリーがあると知ってもらえたら、ワイン好きの人は『秋保に来ておいしいものを食べたい』となるでしょうし、ここにはブルワリーもある。お隣の作並温泉にはニッカウイスキー、市内には酒蔵もあるので、 仙台のタクシー会社さんなどとも協力して、酒蔵、蒸留所、醸造所を巡るツアーを企画しているんです」。
さらに毛利さんは寿司専用のワイン「鮨」にも着手。
「お寿司屋さんでしか飲めないワインで、今いろいろ仕込みを計画中です」。
写真:ワインに合わせたい、地元の銘品もそろっています
スタートから10年。毛利さんの秋保、そして仙台発展への思いはまだまだ止まりません。
ワイナリーに併設された店舗では、ワインの提供やテイスティングを始め、さまざまな地元商品やワインも購入可能です。
ぜひ、みなさんもこのところ発展目覚ましい秋保に、遊びに行ってみて下さいね。
写真:店内では、買い物も飲食も楽しめます
※秋保ワイナリーホームページより
秋保ワイナリー
所在地 〒982-0241 宮城県仙台市太白区秋保町湯元枇杷原西6
URL https://akiuwinery.co.jp/
<ショップ&レストラン&見学>
営業時間
ショップ&カフェ9:30 – 17:00
レストラン 11:00~17:00(21:00 木金土)
※当面の間ディナーは予約制コース料理のみ
アラカルトメニューは予約なしでOK
・ランチ11:00~15:30
※ラストオーダー はそれぞれ30分前
※毎週火曜定休
「第11回新東北みやげコンテスト」当日リポート
受賞商品決定!
去る11月21日(木)、仙台市産業振興事業団が主催する「第11回新東北みやげコンテスト」が開催されました。267点の商品がエントリーした今大会。入賞した52商品が一堂に会し、5つの特別賞、4つの優秀賞、そして最優秀賞が選ばれました。そして今年からは審査方法も一部変わり、「インバウンド特別賞」は外国人留学生、新たに生まれた「ベストユース特別賞」には宮城学院女子大学の学生が審査員として参加。10年を経て、さらに進化したコンテストとなりました。
授賞式に際して挨拶に立った郡和子仙台市長は「会場で本当に素晴らしい商品、そして生産者の方と出会うことができました。受賞された商品だけでなく、今回応募いただいたすべての商品が、たくさんの方に届きますように」と、エールを送っていました。
受賞の発表は、まずは特別賞から。
インバウンド特別賞
ジンジャーアップコーディアル みろく 三陸ジンジャー│岩手県
ベストユース特別賞
DakeDeli 三種6缶セット 株式会社味の加久の屋│青森県
デザイン特別賞
もりおか石割桜クッキー MOYANE協議会│岩手県
地域性特別賞
しょっつるナッツ 株式会社ノルテカルタ│秋田県
アイディア特別賞
プラントベース(昆布&椎茸)つゆ付き稲庭うどん 株式会社稲庭うどん小川│秋田県
優秀賞に選ばれたのは、2つの食品と2つの雑貨。
[食品]
アップルパイの素 株式会社0172│青森県
浜ののりバジル 合同会社fluir│宮城県
[雑貨]
津軽塗アクセサリー 株式会社小倉内装│青森県
こけしタオル 朱色 株式会社なるみ│宮城県
そして、最優秀賞に輝いたのは、
まるごと牡蠣ソースセット FISHERMAN’S KITCHEN│宮城県
でした。
受賞のアナウンスを聞いたFISHERMAN’S KITCHENの阿部和也さんは「えっ!」と驚きを隠せないながらも、ステージでガッツポーズ。会場は、とても和やかなムードに包まれました。
上記の受賞商品の誕生のものがたりは、これから「暮らす仙台」でご紹介していきますので、お楽しみに!
入賞商品につきましては、オンライン商談カタログ「SELECT TOHOKU」にてご紹介しております。