仙台木工男子
dessert(デザート)代表 水越卓也さん

仙台市青葉区にある宮町商店街。どこか懐かしいまちなみにやさしい木の香りを漂わせ、家具・建具、雑貨を生み出す「dessert(デザート)」水越さんにお話を伺ってきました。

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dessertさんでは、オーダーメイドやオリジナルの家具・建具製作から、店舗や住宅の設計施工まで幅広く手がけていらっしゃいます。設立のきっかけを教えてください。

大規模建築を得意とする建築設計事務所で働いていたときに出会った、職人さんのものづくりへの姿勢に感銘を受けたのがそもそものきっかけです。現場のことをよく知らずに机上で図面を引いている自分に疑問を感じ、ものづくりを原点から学びたいと思いました。退社後、家具製作や店舗の設計施工の仕事を経験し、2006年に独立しました。

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この工房は、いつ頃からあるんですか?

東日本大震災の後ですね。荒浜方面の二木(仙台市若林区沿岸地区)に工房を構えていたんですが、津波で被災してしまって。移転先をいろいろと探していたときに建具屋だったこの場所に偶然めぐり合い、昔ながらの町工場のような雰囲気が気に入り決めました。

オリジナル家具もいろいろ制作されていますね。

手がけるようになったのはここ2〜3年のことです。知人との合同展示会がきっかけで、つくりはじめました。お客さまのご要望をどうしたら解決できるかをあれこれ考えながらつくるオーダーメイドはもちろん好きなんですが、自分発信でも何かつくってみたいなと思うようになって。この椅子もオリジナルで、息子が1歳になった記念につくったものがベースになっています。成長しながらともに時を重ねていけたら素敵だなと思い、わざと高めにつくってあるんです。使っていくうちにできる傷も、後々思い出として楽しめるといいなと思います。

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お子さんの誕生をきっかけに生まれた椅子、「small chair」since2010。

インテリア雑貨もかわいいですね!

見た目はシンプルですが、構想にすごく時間をかけています。蝶ネクタイにもなるこの商品は、もともとは無垢材製品の割れの補修や接合の補強に使われてきた「千切り(ちぎり)」というものです。オリジナルでの製作は、何もないところからアイデアを生み出し試行錯誤を重ねて形にするまでの流れが、大変ではありますがとてもおもしろいですね。

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千切り(ちぎり)から生まれたオリジナル雑貨

アイデアはどんなところから生まれてくるんでしょうか?

アイデアが生まれてくるのは、普段の生活でちょっと困ったことがあったり、改善の余地や必要性を感じたときが多いですね。内装のお仕事は特に同世代のお客さまが多いので、私の生活をベースにした提案を喜んでいただけることがとても多いんです。

今後の展望をお聞かせください。

オリジナルの提案に力を入れていきたいと考えています。展示会など、自分のアイデアが発表できる機会をもっとたくさんつくっていきたいですね。僕を信頼し製作を依頼してくださる方々への感謝を忘れず、家具や雑貨などを通じて生活の中の何気ない心地よさを提供できたら嬉しいですね。

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水越さんの手がけられたものにやさしさを感じるのは、対話を重ねていねいにつくられているからなのだと感じました。木のぬくもりや心地よさで幸せな人が増えていくのが楽しみです。

オリジナルダイニング制作はいかがですか?

「永く寄りそえる」がコンセプトのオリジナルダイニング(テーブル・チェア・ベンチ)。無垢材の自然のままの色や木目は、経年変化も楽しむことができておすすめです。

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dessert(デザート)

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今日もおにぎり

今日もおにごろ

天気がいい日は近くの公園のベンチでお弁当ランチ。外で食べるおにぎりにワクワクするのは、遠足とか運動会とか、家族や友だちと一緒に食べた記憶がくっついてくるからかもしれない。そんなことを思いながら、ちょっと具材に一工夫してみました。小さめに握って具はたっぷり、がお気に入り。一からつくらなくても買い置きの惣菜や調味料の組み合わせで、味わいのバリエーションを楽しめる“飽きない”おにぎりに。

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  • やわらか小女子佃煮(白胡麻)

    やわらか小女子佃煮(白胡麻)木の屋石巻水産
    石巻・女川漁港で水揚げされた鮮魚をやわらかく炊き上げています。白ごま・一味、実山椒、カレー味など味わいも豊富。買い置きしていると何かと便利な缶詰です。
    詳しくはこちら
  • SENDAI MISO01

    SENDAI MISO 阿部幸フードサービシーズ
    宮城県産大豆と山形産米、香川県産塩と厳選した食材を使って、100年以上使用している秋田杉の樽に寝かせて熟成すること1年半。天然醸造の本物の仙台味噌です。
  • 仙臺薬念醤(ヤンニョムジャン)

    仙臺薬念醤(ヤンニョムジャン)有限会社趙さんの味
    国産丸大豆醤油をベースに、国産素材にこだわってつくられています。ニンニク、ショウガ、玉ねぎがたっぷり。宮城蔵王産ラ・フランスのやさしい甘みと野菜の味わいを感じる万能調味料です。

料理教室「紫山のごはん会」主宰 フードクリエイター 佐藤千夏

2002年より創作料理の教室を自宅で開催、素材を活かしたシンプルなレシピとセンスあるテーブルコーディネートが話題に。ほかに商品開発やセミナー講師、料理写真スタイリングなどで活躍中。
HP http://www.mgohankai.info

佐藤さんの特集をもっとご覧になりたい方はコチラへ!
 「ごちそうサラダのドレッシング」
 「ごはんの友」
 「おうち居酒屋」

佐藤 千夏

仙台DJ男子「ステンレスペイント有限会社」 代表取締役 松原 史男さん

防食塗料「ステンレスペイント」を開発・製造する家業を継ぐために仙台へ戻ってきた松原史男さん。その翌年に、東日本大震災で工場が被災。困難な状況から工場再建を成し遂げた力強さの背景には、音楽で培ったソウルフルな精神がありました。

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お父さまが経営されていた会社を継ごうと思ったきっかけを教えてください。

東京の大学に進学してそのまま向こうで就職したんですが、結婚を機に2010年に仙台に戻りました。震災直後は、工場の再開は正直無理かなと諦めかけていたんですが、たくさんの方々から応援やご支援をいただき、「辞める」という選択肢はいつしか消えていました。おかげさまで、仮設工場から防食塗料「ステンレスペイント」の生産を再開することができましたし、家業と本気で向き合えるようになったのも震災を経験したからだと思います。

製品カタログ制作のご相談で仙台市産業振興事業団に来られたのは、その頃なんですね。完成したカタログはかっこいいですよね!

業績が回復してきて展示会へ出展してみようと思ったことが、カタログ制作のきっかけです。デザイン支援を受けることができると聞き、相談に伺いました。
鉄鋼会社を経営していた祖父が錆止め塗料をつくりはじめ、後を継いだ父が若林区に工房を構え長い年月をかけて研究開発を重ねてきました。職人気質の父は売り方や営業が苦手だったため、私はまず販路開拓に力を入れようと思ったんです。普通のカタログをつくっても目立つことができないし、何よりも私がつまらない。「どうせつくるなら、かっこいいものをつくろう」と考えました。

防食塗料「ステンレスペイント」製品カタログ

防食塗料「ステンレスペイント」製品カタログ

展示会での評判はどうでしたか?

おかげさまでたくさんの方に手に取ってもらうことができ、商談機会の創出にとても役に立ちました。手に取りたくなる表紙デザインはもちろん、父が磨きあげた製品のよさをわかりやすく伝えることができるようになり、内容面でも満足しています。

ご相談に来られた際、明確なビュジュアルイメージをお持ちでしたが、どんなところからアイデアが生まれたんでしょうか?

東京に住んでいた頃からDJをしていて、フライヤーをつくったり、いろんなレコードジャケットを見たりしてきたことは影響していると思います。
仙台でもクラブイベントを開催しているんですが、今もアナログレコードを使ってDJをしています。ニューヨークに買いに行くほどレコードが好きで、ダンボール80箱くらいは持っています(笑)。アナログレコードのよさを知ってほしくて、若い子たちにDJを教えたりもしています。

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自宅に保管しているレコードの一部

経営者としても邁進され、仕事も私生活も充実されていますね。最後に将来のビジョンについて教えてください。

仕事の面では、雇用を増やして地域活性化に貢献できたらと考えています。
また、私のベースにある音楽の面では、若い子たちに音楽の楽しさを伝えるようなフェスを企画してみたいですね。地域の人も一緒に楽しめる、お祭りのようなフェスがいいなと思っています。仕事を頑張れるのは、充実した私生活あってこそなので。

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仮設工場での生産を経て、2017年2月に新工場の再建を果たしたステンレスペイント有限会社。エネルギッシュで前向きな松原さんにお会いして、スタッフ一同元気をもらいました。

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2017年2月再建を果たしたステンレスペイント有限会社

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<経済産業省東北経済産業局 第6回ものづくり日本大賞 東北経済産業局長賞 受賞> 
塗膜が柔らかく密着性に優れた、振動による剥離のない重防食塗料。 耐侯性にも優れ、海水や薬品が触れる部分の塗装用にも推奨している。

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ステンレスペイント有限会社

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仙台カメラ男子「FOTOFiLE(フォートファイル)」佐藤文俊さん

仙台市地下鉄南北線の長町一丁目駅から広瀬川を渡ってすぐに、素敵な写真撮影スタジオ「FOTOFiLE(フォートファイル)」があります。まるで雑誌の一枚のような家族写真を撮ってくれるカメラマンの佐藤さんにお話を伺ってきました。

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カメラマンになろうと思ったきっかけを教えてください。

高校生のときに、植田正治さんの写真を見たことがそもそものきっかけです。鳥取砂丘で撮られた写真なんですが、不思議な世界が写っていて衝撃でした。あとは、CDのジャケットですね。音楽が好きで、当時は特にいろんなCDを聴きあさっていた時期だったんですが、音楽と同じくらいジャケット写真に関心がありました。見るだけではなく、友だちと使い捨てカメラで写真を撮ったりもしていて、撮ることの楽しさを知ったのはその頃だったと思います。
その後も写真への関心が消えることはなく、「写真の仕事がしたい」と漠然とした気持ちで東京へ行き現像所で働き始めました。仕事を通してプロの写真に触れていくうちに「写真を撮りたい」という想いの方が強くなり、専門学校に行きながらスタジオでアシスタントをするようになりました。

独立後、スタジオを設立したのは何故ですか?

子どもが生まれ、仕事と私生活のバランスを整えたいと思ったんです。
機動力のある若手カメラマンが少なかったのか、独立してしばらくは雑誌などの撮影でよく声をかけてもらっていました。今のようにカメラマンが溢れている時代からは考えられないですね(笑)
仕事としてやりがいもあったし、忙しくも楽しくやらせていただいていたんですが、一方で仕事量やスケジュールをコントロールしにくいという点が課題になっていました。スタジオを構えたのは、それを解消するためだったんです。

とても素敵な撮影スタジオですね。

ありがとうございます。「OGATA Inc.」のインテリア&空間デザイナー尾方釿一さんにデザインをお願いしたんですが、私自身とても気に入っています。尾方さんとの出会いは、雑誌の撮影でした。雑誌の取材の後、一緒に食事をさせていただくことになりダメ元でスタジオの設計をお願いしてみたら引き受けてくださって、本当に嬉しかったですね。細かなところにもこだわりが行き届いた、素敵なスタジオにすることができました。

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写真撮影スタジオ「FOTOFiLE(フォートファイル)」

佐藤さんが撮影する家族写真は、雑誌の1枚のようですよね!家族写真を撮るようになったのはどうしてですか?

週末限定のお試しで撮影をお請けしてみたところ好評で、気がつけば家族写真の仕事が増えていました。撮りはじめてわかったんですが、家族写真は現場に愛が溢れていてとても幸せな気持ちになれます。毎年撮影に来てくださるご家族のお子さんの成長を見るのも楽しみです。
外国の家庭のように、日本でも家族写真を飾ることが当たりまえになるといいなと思い、この仕事をしています。

撮影のお仕事のほかに、ポーランド食器の輸入販売事業もされているとのことですが、きっかけは何だったんでしょうか?

ポーランド食器に出合ったとき、見たことのない素敵な模様に感動し、たくさんの人たちに知ってほしいと思ったんです。夫婦でカタログをつくった経験があったので、自分たちでも広めることができると思い事業をスタートさせました。
買い付けをはじめ現地とのやり取りなどは大変ですが、販売会でお客さまの反応を見たりできるのは、カメラマンとは違った楽しさがあります。

ポーランドの食器

今後の展望をお聞かせください。

お客さまと充実した時間をもっと共有できるような撮影スタジオや、ポーランドの食器の販売
もしたいので、撮影スタジオやスペースを増設できたら嬉しいですね。

プロフェッショナルな仕事を次々とこなしながらも、ふんわりとしたやさしい雰囲気の佐藤さん。人気の家族写真が持つやわらかな空気感は、その人柄故かと納得でした。ご夫婦での食器の輸入販売も含め、今後の展開が楽しみです!

仙台カメラ男子「FOTOFile(フォトファイル)」佐藤文俊

自然光とナチュラルな撮影が人気

オリジナル家具やアンティーク雑貨に囲まれた予約制の撮影スタジオ。たっぷりと降り注ぐ自然光と佐藤さんの人柄が生み出す、やわらかな写真が人気です。七五三や入学式、誕生日、成人式などの機会に、思い出の1枚を撮影してみてはいかがでしょう?

自然光とナチュラルな撮影が人気。

写真撮影スタジオ「FOTOFiLE(フォートファイル)」

  • 所在地:〒984-0816 宮城県仙台市若林区河原町1-3-37
  • TEL:022-355-7877
  • URL:http://fotofile.jp/
  • 営業時間:予約制(Webまたはお電話で、お気軽にお問い合わせください)

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仙台笑顔男子「デイサービス ラヴィフォーレ」の佐藤俊晃さん

「笑顔で日本の老若男女を元気にしたい」がモットーの佐藤俊晃さん。素敵な笑顔の奥には、3つの会社を切り盛りする経営者としてのタフな一面も。そんな佐藤さんに普段のお仕事の話を聞いてきました。

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「デイサービス ラヴィフォーレ」を運営する、株式会社もりのやしろを起業したきっかけは?

高校生のときに父が他界したことが、福祉の仕事をしたいと思ったそもそものきっかけです。大学卒業後、一般企業に就職しましたが、29歳のときリンパセラピーをしている母と一緒に仕事ができるんじゃないかと思いデイサービスを開業しました。

こちらに伺ってみて、利用者の皆さまが楽しんでいる様子がとても印象的でした。「デイサービス ラヴィフォーレ」の特徴を教えてください。

一人ひとりの笑顔のために、みんなが全力で取り組んでいることが1番の特徴です。また笑顔に元気になってもらえるように、まずは心のケアからはじめます。どなたでも簡単にできる体操、リンパセラピーやマッサージ、足湯など体のケアも充実させ、心身ともにリラックスしていただけるプログラムを提供しています。

やはり「笑顔」がキーワードですね!2番目に起業した「株式会社エムアンドエル」はどんな会社ですか?

モビバン(仙台発の3輪式モビリティーエクササイズバンド)の普及とインストラクターの育成などに取り組んでいる会社です。きっかけは、地域の介護予防教室でモビバンを使ってみたこと。高齢者でも簡単に効果的なストレッチができることがわかり、これは是非多くの人に知ってほしいと思いました。「バンド1つで日本を元気に!」のビジョンのもと、仙台から全国へ向けて元気の輪を広げていきたいですね。

さらにもう1つ会社を経営されていますね。

祖父が91歳まで経営していた不動産会社で、祖父の他界をきっかけに継ぐことにしました。仕事の幅が広がり、成長できて楽しいです。

最後に、今後の展望を教えてください。

私は生まれたときからずっと仙台に暮らしていて、仙台が大好きなんです。このまちを拠点に、老若男女が楽しく笑える元気な日本をつくることが目標です。そのために、デイサービスを経営しながらモビバン普及やインストラクター育成のため全国を飛び回っています。正直時間のやりくりが大変だと感じることもありますが、目標に向かってまだまだ頑張っていきたいですね。

仙台笑顔男子「ディサービス ラヴィフォーレ」の佐藤俊晃

ロコモ予防で笑顔に元気に

ラヴィフォーレでは、ロコモ(ロコモティブシンドローム:「運動器の障害」により「要介護になる」リスクの高い状態になること)予防の取り組みに力を入れています。太白区だけでなく、市内のさまざまなエリアで、体操教室などを通じて地域の方に笑顔と元気をお届けしています。

ロコモで笑顔と元気地域に根ざす

ディサービス ラヴィフォーレ

  • 所在地:〒982-0804 宮城県仙台市太白区鈎取4-23-12
  • TEL:022-395-4641
  • URL:http://lavieforet.com/
  • 営業時間:午前の部 8:45~12:00 午後の部 13:00~16:45 月曜日~金曜日(祝日も営業)

仙台ナポリピッツァ男子「amo la Pizza」 オーナー 勝田良樹さん

19歳でイタリアのナポリに単身で飛び込み修行を積み、地元の鹿野に薪釜で焼く本格ナポリピッツア「amo la Pizza(アモーラピッツァ)」のお店をオープンさせた勝田良樹さんにお話を伺ってきました。

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19歳の若さでなぜイタリアへ単身で飛び込もうと思ったのですか?

もともとイタリアンのお店に勤めていたのと食べることに興味があって、それならば本場のイタリアでとことん食べ歩きしてみようと思ったのがきっかけでした。滞在期間は約3ヶ月、ミラノやローマから食べ歩きをはじめ、ナポリで僕の知らないピッツァに出会ったんです。
これは本格的に学びたいと強く思い、帰国してすぐにお金を貯めてナポリにまた行きました。ほんと飛び込みで(笑)、「学ばせてくれ」って書いた紙を見せてお店に頼み込んで、7ヶ月ほど修行させてもらいました。

慣れない環境での長期間滞在はつらくなかったですか?

地元の人はウェルカムだったし、特につらくはなかったですね。ローマやミラノと違って、ナポリでは英語が通じないことが多いんですが、イタリア語の辞書を片手に会話もできましたし。治安悪いし、今だったら知っているのでそんな無謀なことしないかな。日が暮れたら男性でも一人歩きできないし。 何もわかっていなかったのがよかったんでしょうね。

帰国してお店をオープンするまでは大変だったのではないですか?

飲食店に勤めながらほかのアルバイトもして、お金を貯めました。いろいろ負けたくないって気持ちもあったし、自分にノルマを課して23歳で開業しました。

お店のこだわりは何ですか?

やはり窯で焼き上げるピザですね。日本でも本場の味を楽しんでほしくて、イタリアから船で取り寄せました。小麦粉もイタリアから輸入し、野菜は地元の新鮮なものを使っています。
テイクアウトもできるので、近所の方はもちろん遠方からも買いに来てくれるのが嬉しいですね。

最後に今後についてお聞かせください。

生まれ育った地元にお店をオープンすることが夢でした。しっかり地に足をつけて安定したおいしさを提供できるようこれからも努力していきたいです!

地元離れが多い中、芯を持った熱い青年に出会い、スタッフ一同清々しい気持ちになりました。
今は、経験を活かしてピザ窯やピザについて相談にも乗っているそうです。

 

編集部のイチオシ|たっぷり野菜の菜園風ピザ

色とりどりの地元産野菜をふんだんに使った、目にも楽しいピザ。チーズの塩気が、採れたて野菜の甘みを引き立てます。体を冷やさずに野菜をたっぷりいただける、おいしいやさしい一品です。

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本格薪窯ナポリピッツァの店 amo la Pizza(アモーラピッツァ)

  • 所在地:〒982-0023 宮城県仙台市太白区鹿野2丁目14−14
  • TEL: 022-395-5317
  • URL:http://amola-pizza.com/
  • 営業時間:Lunch 11:00~14:30(LO)/Dinner 17:30~21:00(20:15 LO) 毎週月曜・第3火曜定休日

アモーラピザ店舗