新商品/新サービス開発支援
合同会社E.I/新商品「香凪 conagi」開発支援
老舗線香メーカーである兵庫県の「梅薫堂」の販売代理、新商品開発、販売などを行う「合同会社E.I」。これまでも“嗅ぐ森林浴”をコンセプトに、アウトドア専用のお香「TAKIBI」などを開発した経験を持っていましたが、代表の石原秀太朗さんが「プロに協力してもらいたいと思っていた」ことから、「新商品/新サービス開発支援」を受けることになりました。
そんな石原さんの思いに寄り添ったのは、
《仙台市産業振興事業団 ビジネス開発ディレクター》
大志田典明(マーケティング・プロデューサー)
草野裕樹(デザイナー)
《外部専門家》
工藤拓也(コピーライター)
磯崎亮(カメラマン)
※敬称略
写真:事業団の支援スタッフと意見交換を重ねました
5年ほど前から「梅薫堂」のオンラインショップを運営している石原さん。
「超老舗の梅薫堂さんとのお付き合いを通して香りを学んでいるうち、宮城・仙台の魅力を香りで表現したいと考えるようになり、お香の開発に着手しました。宮城・仙台の代表的な香りを5種つくったんですよ」。
こうして生まれたのが、「香凪 conagi」です。
写真:天然素材を使っていて、優しく香るのが特長です
5種の香りは、すべて石原さんが生まれ育った宮城を意識したもの。「この商品開発にあたって、一番苦労したのは、やはり香り選びです。何百種類とある中から、宮城に関係があるものでなおかつ香りがしっかりしているものを、梅薫堂の調香師さんと一緒に選びました」と、石原さん。今回ラインナップされたのは、以下の5種です。
・臥龍梅
・愛姫桜
・松島柏槇
・伊達沈香
・青葉山杉
石原さんは「私もずっと宮城に住んでいるのですが、臥龍梅とか愛姫桜とかって知らなかったんです。今回の商品開発をきっかけに、伊達政宗公はお香が好きだったとか、臥龍梅や愛姫桜など、宮城の歴史を知ることができたんです。きっと、ずっと宮城に住んでいるという方の中にも、私のような人もいるでしょう。ぜひこの商品をきっかけに宮城の歴史を知ってほしいですし、ぜひ宮城のおみやげとしていろいろな人に手渡してほしいです。そして、それを受け取った方が宮城の香りと歴史を知ってくださるきっかけになればうれしいですね」と話します。
写真:実際の樹木も見学に行きました
Amazonでの販売を行う予定だそうで、サイトで「梅薫堂」と検索すると商品がヒットするそう。
「この商品は、天然香料のみを使用しています。人口的な香りが好きではないという方も、優しく香るこのお香でリラックスして、毎日の暮らしに彩りを加えていただけたらと思います。そして今後は、宮城の香りということでふるさと納税の返礼品などにも使っていただけるように働きかけていきたいですね」。
香りのある生活が好きだという方は、ぜひこのお香から宮城の歴史にふれてみてはいかがでしょうか。
・ごりごりんごトフィー(仙台産りんご)/株式会社ゴリラファーム
・ほむら前掛け/株式会社ほまれや
・日仏食堂クラストデリカDeliJino/日仏食堂ラトリエ・ドゥ・ヴィーブル
・インバウンド対応 永勘染め物体験/株式会社永勘染工場