新商品/新サービス開発支援
株式会社ほまれや/新商品「ほむら前掛け」開発支援

2024年3月15日

2022年に創業90周年を迎えた「ほまれや」。法被や半纏や幟、てぬぐいなど、企業ノベルティをオーダーメイドで製作するほか、「ほまれのふくろ」などのオリジナル商品を販売しています。その「ほまれや」が、前年に引き続き利用した新商品/新サービス開発支援で生まれたのが「ほむら前掛け」です。取締役の土田暢子さんは「酒造業の方や、酒蔵のノベルティとして居酒屋の方が身に着けるイメージの帆前掛けを、新しい商品にしたかったんです」と話します。


そんな土田さんの思いに寄り添ったのは、


《仙台市産業振興事業団 ビジネス開発ディレクター》
 大志田典明(マーケティング・プロデューサー)
 渡邊樹恵子(デザイナー)
 岡沼美樹恵(ライター)

《外部専門家》
 藤崎秀昌(デザイナー)
 
※敬称略



帆前掛けは、もともと船の帆に使われていた帆布を前掛けに再利用したもの。戦後、広告代わりに屋号を染め抜いたものを、各業種の配送が衣服を守るなどの実利を兼ねて身に着けたのが始まりだそう。生地の織元も染色工場も減る一方である今、何とか帆前掛けを新しい形にして、需要を発掘したいという思いから、新商品/新サービス開発支援に応募しました。

どうしたら一般の人たちに受け入れられる帆前掛けができるのか。そのアイデア出しからスタートしたこのプロジェクト。
土田さんは「コロナをきっかけにキャンプがブームとなって、キャンプ人口が一気に増えました。そこで、キャンプ用品専門店にもおいてもらえるようなデザインで、キャンプや芋煮を楽しむ人たちに向けた商品ができないかと考えたんです」と話します。



アウトドアで通常のアウターとして使用される化繊の生地は火に弱いものですが、厚手の綿の生地は火の粉程度では穴が開くことはありません。しかし、キャンプで使うなら、さらに踏み込んだ機能がほしい…。社内のキャンプ好きのスタッフたちの意見なども取り入れ、この帆前掛けには防火加工を施すことにしました。
「火の粉や急な風で炎があおられても、下半身の衣服を炎から守ることができます。大きなサイズのポケットを付けて焚火に使うグローブなども収納できるように仕立てました」と、土田さん。




デザインは、ちょっぴりコミカルで目を引くものに。BBQや仙台名物芋煮会シーンが盛り上がること間違いなしの前掛けが完成しました。

そしてうれしいことに、この「ほむら前掛け」のことを知った、全日本芋煮会同好会さんが、品川で行われた芋煮文化祭で実際に使用してくれたのです。
→その様子はコチラからどうぞ


日に日に暖かくなって、キャンプシーズンが待ちきれないという方は、ぜひこの「ほむら前掛け」をいち早くゲットして、気分を盛り上げてはいかがでしょうか。


ほまれやのウェブサイトはこちらからどうぞ


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