曲げわっぱ族の
日々弁当術
もう少し寝ていたいな。そう思う朝もあるけれど、寝る前にていねいに洗っておいた曲げわっぱの弁当箱が、すっきり乾いてキッチンで待っている。仕事に追われる毎日でも、お弁当がかわいく仕上がればバス停までの足どりも軽くなる。毎日を気持ちよくはじめるために、つくりおきおかずやつめるだけのものを活用するのが曲げわっぱ族の鉄則なのだ。
|つめるだけの便利もの
選んだもの:一ノ蔵酒粕からし漬け(大根)
お弁当を開けたときにほっこり嬉しくなるおかずは、毎日入れてもいい。
ただつめるだけでも、冷凍食品の味気なさとは何かが違う。
|つくりおきおかず
選んだもの:南三陸産銀鮭の醬油煮缶詰
小鍋に空けて中火にかけ、水分がなくなるまでほぐしながら加熱し、最後に大さじ1杯白ごまを加えるだけ。
缶づめを開けるには食べきる勇気が必要だけど、これなら冷蔵庫で長期保存できるから安心。
|お弁当とご飯のお供
選んだもの:乾燥納豆、仙台味噌シーズニング ミソルト
曲げわっぱに入れたごはんは冷めてもおいしい。
いろんな「ごはんのおとも」があるけれど、これはランチタイムの話題になること必至。
料理教室「紫山のごはん会」主宰 フードクリエイター 佐藤千夏
2002年より創作料理の教室を自宅で開催、素材を活かしたシンプルなレシピとセンスあるテーブルコーディネートが話題に。ほかに商品開発やセミナー講師、料理写真スタイリングなどで活躍中。
HP http://www.mgohankai.info