新商品/サービス開発支援
シードル香る宮城のピクルス
支援事例│みやピ・シードル香る宮城のピクルス(株式会社Ikizen)
マーケッターやデザイナーなど、多様な分野の専門家による伴走型チーム支援「新商品/サービス開発支援」。令和3年度に「みやピ・シードル香る宮城のピクルス」を開発された株式会社Ikizenの齋藤由布子さんに、プロジェクトを振り返っていただきました。
※記事の最後に、令和4年度の募集についてお知らせがございます。
みやピ・シードル香る宮城のピクルス
【支援体制】
開発ディレクション:笠間建BDD
(マーケッター)
ネーミング・リーフレット制作:工藤拓也BDD
(コピーライター)
デザイン(ラベル、リーフレット):黒田誠
(外部専門家)
│どんな商品?
宮城県産素材をメイン食材とし、ピクルス液にも県産シールドを使ったピクルスです。
│こだわりや特徴は?
宮城県産であること、見た目のインパクトですね。丸森町のへそ大根やわらびなど、ピクルスの食材としての珍しさはもちろん、パッと見のインパクトを強くするためにはカットや瓶への詰め方も工夫しています。ピクルス液に使っているシードルは、仙台市内の「秋保ワイナリー」さんのもので、味付けも食材ごとに変えています。
│エントリー・開発の経緯は?
もともと管理栄養士として病院に勤めていたんですが、健康のために毎日の食事に酢のものを取り入れてほしいという思いがずっとありました。その後、6次産業化の支援に携わるようになり、宮城にはいい食材がたくさんあることを知り、「宮城の食材でピクルスをつくったらおもしろそう」と思うようになったんです。
│開発プロセスは?
プロジェクト開始の2年ほど前から何度か試作を行い、メイン食材の大体の候補と、ワインビネガーを使うことは決めていました。プロジェクト開始後は、競合商品のリサーチ、ターゲットの絞り込み、商品コンセプトの検討を行いながら、試作→試食を繰り返し味を決めていきました。その後は、ネーミング、瓶の選定、パッケージラベルデザイン、リーフレット制作という流れでした。
│一番大変だったことは?
大変だったというか、今でも課題なんですが、一気につくれる生産体制ではないこと、原価が高いことは悩ましいですよね。
│支援を受けてよかった・大きく前進したポイントは?
ネーミングやパッケージラベルデザインは、自力ではなかなか難しい部分なので、支援いただいてよかったと思っています。ネーミングは、どこに出しても「おもしろいね」「かわいいね」と言っていただけますし、瓶の形状に合わせて2面に展開するラベルのデザインも気に入ってます。
│完成から現在までの動きは?
10月上旬に発売して、ドーンと売れたということはありませんでしたが、新東北みやげコンテストで賞をいただけたこともあり、全国各地からお問い合わせいただいたり、リピートしてくださる方がいらっしゃったり、好調なスタートが切れました。12月には、冬野菜を使った4種目目「ふゆピ」も発売することができました。
│今後の展望は?
1つは、ラインナップの拡充です。まだまだピクルスにしたい食材があり、時間を見つけては試作を重ねています。もう1つは、製造体制の整備ですね。製造委託先のご都合もあり、現状一気に大量にはつくれないんですが、今後品質は維持しながら大口のご注文にも対応できるよう、ブラッシュアップしていきたいと考えています。
株式会社Ikizen
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