「東京インターナショナルギフト・ショー春2022」
リポート

2022年2月14日

\行ってきたよ!/
「東京インターナショナルギフト・ショー春2022」





2月8日から10日までの3日間、東京有明の「東京ビッグサイト」で行われた「東京インターナショナルギフト・ショー春2022」。仙台市からは6商品が「Ethical Styleフェア」に出展し、バイヤーなど多くの人たちの関心を集めました。


SDGsに賛同する仙台の企業や商品を全国に広める地方発のプロジェクト「SDGs LOCAL PROJECTせんだいみらい展」としての展示となったのは、「Jewel Kiriko 江戸切子×仙台宝飾」「KIMONOチョップスティックケース」「AKIU Style ナチュラルリードディフューザー」「TERRA MOSS AP-PREMIUM」「Kesain[-ケサイン-ペット用鹿肉ジャーキー]」「セジー」の6商品。

Jewel Kiriko 江戸切子×仙台宝飾
「Jewel Kiriko 江戸切子×仙台宝飾」は、仙台の宝飾職人が、切子ガラスを用いたアクセサリー。ネックレスやブレスレット、カフス、ネクタイピンなどをラインナップ。 商品を手掛ける「有限会社川商」の小川将弘さんは「もともと弊社で江戸切子を扱っていたのですが、震災の時にお客様から『大切な江戸切子のグラスが壊れてしまった。修理できないか』と相談されたことがきっかけでした。グラスを元通りにすることはできないけれど、アクセサリーになら加工できると思って、形にしたんです」と話します。

小川さん自身が身につけていたチェーンブレスレットなど、ジェンダーレスな美しさが特徴の「Jewel Kiriko 江戸切子×仙台宝飾」。ペアアクセサリーとしても重宝しそうです。


KIMONOチョップスティックケース
「KIMONOチョップスティックケース」は、着物や帯をアップサイクルした、飲食店様向けの箸ケース。着物や帯を使用しているので、同じ図柄がふたつとないプレミア感も魅力のひとつです。 開発のきっかけは、海外でビジネスを展開していた「Geisha&co.」のクリエイティブディレクター・今野幸治さんが、「日本の着物の美しさをもっと多くの人に知ってほしい」と感じたことが始まりだとか。現在、日本で眠っている着物は2億着あるともいわれ、さらに大量廃棄も問題となっている中、アップサイクルは世界のさまざまな業界におけるトレンドとなっています。

「Geisha&co.」では、「KIMONOチョップスティックケース」のほかにもバッグやインテリア雑貨も制作。「いずれは海外のお客さまも視野にビジネスを展開していけたらと考えています」と今野さんが話すように、「日本の美しき文化×SDGs」が海を渡る日も遠くはないでしょう。


AKIU Style ナチュラルリードディフューザー
「AKIU Style ナチュラルリードディフューザー」は、秋保ワイナリーで毎年大量に廃棄されてきた葡萄のツルをリードとしてアップサイクルしたディフューザーです。開発のきっかけは、「株式会社グリーディー」の代表である浜出理加さんが、秋保ワイナリーの代表から「葡萄のツルをどうにか利用できないか」と持ちかけられたことがきっかけでした。

浜出さんは「このツルは伐採してから乾燥させて、選定しています。しっかり乾燥させることで、アロマオイルをきちんと吸ってくれるんです」と話します。ワインを選ぶように、アロマはLight、Mid、Fullをラインナップ。Midには、ワイナリーのある秋保の「空」「大地」「記憶」を表現したアロマを用意。Fullは完全オリジナルで、好みのアロマをブレンドしてくれます。 くつろぎの空間をワンランクセンスアップさせてくれるディフューザー、ぜひ、ベッドルームやリビングにいかが?


Kesain[-ケサイン-ペット用鹿肉ジャーキー]
「Kesain[-ケサイン-ペット用鹿肉ジャーキー]」は、宮城県大和町で蕎麦店を営み、現役の猟師としても活躍する森秀樹さんが開発した商品。 「自分の経営している蕎麦屋で自分で捕った鴨で『鴨そば』を出したいと思ったのが、狩猟免許を取るきっかけだったんです」と話す森さん。猟師として害獣駆除などを行ううちに、その肉が有効活用されていないことに疑問を持ち、食品として商品化できないかと模索します。食品衛生法の制約がある中、たどり着いたのが「ペットフード」でした。森さんは「鹿肉は、わんちゃんにアレルギーをもっとも起こしにくい肉だといわれています。また、牛肉などに比べて脂質も少ないので、わんちゃんにとってもヘルシーなんです」と話します。

鹿だけでなく、自身が営む飲食店で出たマグロや牛タンなどの食品端材もジャーキーに加工。「一切の添加物を加えずに作ったペットフードをぜひお試しください」と。ちなみ、犬だけでなく、猫も食べられるそうなので、大切なワンコとニャンコのおやつにどうぞ。


TERRA MOSS AP-PREMIUM
「TERRA MOSS AP-PREMIUM」は、北欧スカンジナビア地方に自生する天然苔(モス)を、自然環境に影響を与えない方法で採取、安全な着色・保存処理を施しカラフルに仕上げた、屋内緑化・インテリア向け商品。 商品を手掛ける株式会社AP JAPANの上川慶さんは「弊社は韓国との取引が多いのですが、韓国ではこの天然苔を使用した製品がいろいろあり、そこにヒントを得てインテリア雑貨を開発することになりました」と話します。

カラフルに彩色された天然苔は、空気清浄・湿度調整・騒音低減といったさまざまな特質を持っており、一般住宅だけでなくオフィスや商業施設などにも幅広く活用してもらうことができるアイテム。上川さんは「フレームに入れてインテリアとして飾っていただくのはもちろん、壁一面に貼ることもできますし、オリジナルのデザインにも対応しています」と。開店祝いや新築祝いなどにいかがでしょうか。


セジー
「セジー」は、植物を使った100%天然素材のストロー。主原料のスゲは、ベトナム産で、日本でも古くから笠の原料として用いられてきた水に強い植物です。 プラスチックストローの代替えとして、最近多くの飲食店で使用されている紙ストロー。しかしながら、その使用感から敬遠する人も多いのが現状です。このセジーは、水分を含むと弾力を増し、しなやかで強度も十分。東北地域での取り扱い代理店である「Fill・Gap」の小野寺淳一 さんは「このセジーは、捨てる際は『生ごみ』として処理できます。また、繰り返し使う場合は、30は使用できるので、経済的です」と話します。

さらに「セジーを作っているベトナムの企業は、従業員の9割が女性。また、この商品が生産されているベトナム南部はとても貧しい地域なのですが、こうした商品を私たちが購入することで、SDGsの『貧困をなくそう』『ジェンダー平等を実現しよう』など、さまざまな項目を達成することができます」と。セジーを使用して、SDGsアクションに参画しては?

商品の詳細、SDGsへの取り組みはコチラ


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