第3回 折り方・包み方 ~変わった形のものを包んでみる~
第3回 折り方・包み方
手ぬぐいや紙で包むってちょっと敷居が高いイメージ。実は案外簡単で、覚えておくと便利!ぜひ、暮らしに取り入れてみませんか。
今回は、変わった形のものを包んでみます。どんな形にも対応できるのが、布で包むいいところ。華やかになるので、そのままプレゼントとしてお渡しできるのも嬉しいポイントです。
結びの基本 真結び
持つときは、ほどけにくく安全で、解きたいときはするりと簡単にほどける、風呂敷で包むときの基本となる結び方です。▼結び方の手順を動画で確認▼
ほどけないよう、しっかり結べば完成。きれいに丈夫にできました。この結び方をマスターしたら、いろんなものを包むことにチャレンジしましょう。
三角形のものを包んでみよう
ナットチーネは、珍しい三角形のパッケージ。せっかくだから、三角形を活かしたかわいい、ラッピングのプレゼントがしたい。そんなときは風呂敷で包んで、ワンランク上のプレゼントをしてみませんか。用意したもの:ナットチーネ、風呂敷(約50cm×50cm、固めの素材を使用しました)
▼結び方の手順を動画で確認▼
裾や結び目のところを整えて、完成です。うさぎの耳のような裾がかわいいです。風呂敷の素材によって裾の広がり方も変わるので、いろんな種類の風呂敷を試してみてもいいかも。
形の異なるものを筒状にして一緒に包む
別々のお店で買ったおみやげなど、形や大きさが違う商品を一緒に渡したい。でも、ちょうどいい紙袋がないこともありますよね。特に缶やビンを一緒に入れると、カタカタと音が気になる。そんな悩みも、風呂敷なら大丈夫。用意したもの:やわらか小女子佃煮、SENDAI MISO、風呂敷(約50cm×50cm)
▼結び方の手順を動画で確認▼
すっきり、きれいに仕上がりました。このまま紙袋に入れても、カタカタと音がすることはありません。持ち手が付いているので、持ち運びにも便利です。実は、この風呂敷は100円ショップで購入したもの。気軽にプレゼントできるのに、高級感があるのでオススメです。
真結びの別称
地方や家庭によって、結び方の呼び方はいろいろ。堅結び(かたむすび)、横結び(よこむすび)、細結び(こまむすび)、まる結び・・・。宮城県内でも、さまざまな呼び方があるようです。何と読んでいるか、職場や学校で周りの方に聞いてみるとおもしろいかも。
伊達の納豆麺 ナットチーネ/ナットメン
やわらか小女子佃煮(白胡麻)
SENDAI MISO
心を折り結び、包む専門家 佐藤 美枝
長きにわたり紅茶と和陶器の専門店を主宰後、非常勤講師として専門学校に勤めるほか、各種団体、行政、企業、文化教室などで折形、ふろしき、ギフトラッピング、ペーパークラフトの指導を担当する。
mail: r-affair@sky.plala.or.jp
http://ameblo.jp/tutumi-bunnka/
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⇒「第1回 折り方・包み方」、 「第2回 折り方・包み方」