株式会社スプラウトジャパンは、IT・ソフトウェアを中心としたマルチメディア事業を展開する仙台の企業。蔵王の四季から田沢湖の絶景まで、東北の魅力を世界に発信しています。アメリカ、アルジェリア、台湾など多国籍なメンバーで構成されるマルチメディア制作チームがグローバルな視点で製作するメディアコンテンツは海外から関心を集めています。
クリエーターの李玟さんは台湾出身。長年培ってきた専門技術を活かしながら、現在、スプラウトジャパンで外国人向けの観光プロモーションツールの提案・制作に取り組んでいます。今回は李さんに来日の経緯と現在の仕事について聞いてみました!
MoriJob
日本で働きたいと思った理由を教えてください。
李さん
子供の時から日本の動画や漫画、ドラマが大好きでした。日本での生活にずっと憧れを抱いていましたが、なかなか日本での就職に踏み切ることができずにいました。30歳の時、身辺に大きな変化が起こったことがきっかけで、あらためて自分の人生を見つめ直しました。「人生経験を積むには今しかない!」と思い、31歳になる直前にワーキングホリデーのビザを取得ました。日本での生活にゼロからチャレンジしたくて、2か月分の生活費だけ用意して来日しました(補足:日本のワーキングホリデーの年齢制限は18歳以上30歳以下)
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来日直後はどのようなお仕事をされていたのでしょうか?
李さん
スキーが大好きだから、最初は山形県蔵王温泉の旅館で4か月間働いていました。売店のレジ業務を担当し、免税手続きや通訳などの業務にも携わりました。その後、正社員の仕事を探すために、山形から求人が多い仙台市に転居しました。
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スプラウトジャパンのメンバーとなった経緯を教えてください!
李さん
旅館で働いていた時に、トラブルを解決したことがありました。それがきっかけで、自分の仕事ぶりが周りから高く評価されるようになりました。その後、私が仙台で正社員の仕事を探していることを知った同僚が、蔵王で雑貨屋を経営している方を紹介してくれて、更にその方の紹介でスプラウトジャパンの山内社長に出会いました。東北での仕事探しには、普段の勤務態度と人脈が大事であると、この経験を通して感じました。
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スプラウトジャパンでどのようなお仕事をされているのでしょうか?
李さん
大学ではマスメディアを専攻し、卒業後は台湾でグラフィックデザイナーとして10年間働いていました。これまでの経験を活かしながら、スプラウトジャパンでは観光プロモーションツールの企画提案や絵コンテの制作、撮影補助、動画編集・翻訳、Facebookページの管理などの業務に携わっています。また、ロゴマークやポスター、チラシなどのデザイン業務も担当しています。
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業務の中で一番好きなことは何ですか?
李さん
新しいものに触れることや、情報を周りに発信することが大好きです! この仕事を通じて自分の知っている地方の魅力や特色をみんなに発信できるところをとても気に入っています!
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今後の展望を教えてください!
李さん
日台交流イベントの企画・運営に携わりたいです。将来の目標は、日本の各市町村を回って、台湾の歴史文化などを紹介する台湾祭を開催すること。もう一つの目標は、台湾人向けの戦国時代を巡る東北の旅や東北絶景を巡る旅など、テーマ性のある旅行企画を立ち上げることです。
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休日の過ごし方を教えてください!
李さん
休みの日はよく友達とカフェ巡りやランチ、買い物をしています。仙台はショッピングにぴったりな街です。たまに一人で写真を撮りに行ったり、スキー場や旅行に出かけたりもします。女友達と一緒に旅館に泊まって温泉を満喫することも大好きです!
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仙台の魅力を教えてください。
李さん
仙台は公共交通機関が充実している一方、豊かな自然を身近に感じることができる街です。東京や大阪ほど賑やかではありませんが、住み心地はとても良いです! ワークライフバランスを重視したい人には、仙台で働くことをお勧めします。
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最後に日本で働きたい外国人に向けて一言お願いします!
李さん
やりたいことを諦めず、自分の人生に制限をかけないこと。前に進み続ければ、思いがけない幸運に巡り合うこともあります! 同時に、周りの協力を得るためには、真摯に物事に取り組む姿勢も大切です!
李さんの今後が楽しみですね!
李 玟(りー うぇん) さん / 株式会社スプラウトジャパン
台湾桃園出身。2019年11月に来日。山形蔵王の旅館でのワーキングホリデー後、2020年12月に株式会社スプラウトジャパンに入社。来日後の趣味は、スキー、旅行と写真撮影。カラオケも大好き!
【HP】株式会社スプラウトジャパン