産総研は東北を技術でつなぎます
~社会の持続可能性を高める「資源循環技術」~
産学連携セミナー「寺子屋せんだい」は地域企業の技術者に向けたサロン形式のセミナーです。各分野の最前線を走る先生方がテーマに沿って分かりやすくお話しします。
今回のセミナーでは国立研究開発法人産業技術総合研究所 東北センター 所長の蛯名 武雄 氏をお招きして、「産総研は東北を技術でつなぎます」をテーマに講義いただきます。
世界最先端レベルの研究拠点であり且つ地域との連携を促進する拠点でもある産総研東北センター。その研究活動の中心であり、SDGsでも注目されている「資源循環技術」研究は、地域のあらゆる産業をつなぐものです。
今回その取組をはじめとした産総研の活動を、講師がわかりやすくお話しします。ぜひお気軽にご参加ください。
対象者
\このセミナーはこんな方におすすめです!/
- 産総研が取り組む最新の研究活動や企業への支援活動について知りたい方
- 「資源循環技術」「環境配慮型イノベーション」等に関心のある方
- 食産業から自動車産業まで様々な用途の可能性がある粘土膜(クレースト)について関心のある方
主催
公益財団法人仙台市産業振興事業団
日時
2021年10月28日(木) 15時00分~16時30分
開催方法
Web会議システム「Zoom」によるオンライン開催
※ご自宅や勤務先等でご受講いただきます。受講に必要なパソコンやスマートフォン、インターネット通信環境等につきましては受講者の皆様にご準備いただきます。
講師
蛯名 武雄(えびな たけお)氏
国立研究開発法人産業技術総合研究所 東北センター 所長
【略歴】
1993年東北大学大学院工学研究科博士後期課程を修了し、通産省工技院東北工業技術試験所に入所。2 度カリフォルニア大学サンタバーバラ校で在外研究を行う。令和3年より現職。主な研究分野は無機有機ナノコンポジット、耐熱膜、ガスバリア膜、機能性膜など。これまで東北に産するベントナイトと呼ばれる粘土を用いた膜の基礎から応用製品まで幅広く研究している。
セミナー概要
国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)東北センターは、宮城県仙台市に立地しています。産総研は鉱工業に関わる広範囲の研究開発を行う国内最大規模の研究所であり、東北センターは全国に11箇所ある産総研の研究拠点の一つです。主に東北地域の企業に対して、研究・技術移転・連携などの各種支援を行っています。
東北センターでは、2020年度に新しく「資源循環技術」という看板研究テーマを掲げました。これは各種資源の循環において、産出、生産、物流、販売、利用という流れだけでなく、リデュース、リユース、リサイクルなど3Rの生産性を向上させることが社会の持続可能性を高めると考えたためです。
東北センターは、全国の産総研の研究拠点のポータルとして、また、多くのステークホルダーと共に環境配慮型のオープンイノベーションを推進することで、企業の皆様や地域の課題を解決し、東北の産業競争力の強化を支援します。そのための多くの活動やメニューを用意しておりますので、ご紹介します。
また講師の蛯名氏は、研究者として、粘土結晶を主原料とした粘土膜「クレースト」を開発し、東北の中小企業とともにこの粘土を用いた製品開発に成功しました。粘土の持つ特性から、ガスバリア性、耐熱性、不燃性に優れています。当日はこの材料についてもお話しします。
参考リンク
国立研究開発法人産業技術総合研究所 東北センター
参加費
無料
定員
40名(先着順)
申込方法
受付を終了しました。
お問い合わせ
公益財団法人仙台市産業振興事業団
経営支援部 経営支援課 担当:菊田・山本
TEL : 022-724-1122 FAX : 022-715-8205
E-mail:keieishien@siip.city.sendai.jp