開業者インタビュー

シューケアカフェ エンズ

サービス

お客さまと親密になれて、今のスタイルがすごくいい

JR岩切駅のすぐ近くにある「シューケアカフェ エンズ」。2025年1月に開業した、靴の手入れができ、おいしいコーヒーが飲めるユニークなお店です。
オーナーの園部拓真さんは、前職でも靴の修理を行う職人さん。しかしながら、もともとは靴には興味がなかったのだといいます。
「スーパーで売っているスニーカーを履いていたぐらいでした(笑)。社会人になったぐらいから興味が出始めて。僕は木製品のメーカーに勤めていたのですが、1年半くらい経ったころから靴に関心を持つようになりました。たまたま買った革のカジュアルシューズがすごくよくて『革靴っていいな』と思い、もともと手しごとが好きだったこともあって、靴の修理メーカーに就職しました」。

靴の修理人として仕事に精を出す中、園部さんに転機が訪れます。
「人生、いつ何時何があるかわからんから、『やりたいことをやろう』と夫婦で話して。会社としてチームで靴修理をやるのもいいところもあるんですけれども、靴修理って結構難しい仕事なんです。一点しかないお客さまのものをお預かりして、お話を伺って、ご要望に対してプロとしてのお話をさせていただいて、それから修理をしてお返しするのですが、『思っていたのと違う』など、色々お叱りを受けることも多くて。自分で受けて直して返すっていうのを全部やりたくなったんです。全部自分の責任でやりたいなと思って。個人でやっていると、お客さまが親密に話しかけてくださって、細かいことまで言ってもらえて。それに対して自分もちゃんとサービスを提供できるので、今のスタイルがすごくいいなと思っています」。

起業にあたってアシ☆スタを利用しました。
「最初はトレーラーハウスのようなもので開業しようと思っていたんです。そのときに相談した方がアシ☆スタで開業された方で。『ぼんやりしたアイデアでもいいから、行ってみたら?ちゃんとしたアドバイスをくれるよ』と勧めてくださって。そうしたらすごく親身になってくださって。でも、『ちゃんと売上の単価×日にちとか、月々売り上げが出るか考えていますか?』とか、数字の厳しい指摘もいただいて…。あの時にアシ☆スタに行ってなければ、今こうやってお店はやっていなかったと思います。営業時間外でもメールでやりとりさせていただいて…。本当にいいのかな?っていうくらい応援してくださいました」。

開業から10カ月。お客さまも増えてきたそうです。
「正直言うと、最初はちょっとしんどかったです(笑)。実績もないお店なのに、本当に考えが甘くて、お客さんは来るものだろうと思っていたんですけど、全く誰も来なくて。GoogleやInstagramを整えて、開業した先輩から『手配りのチラシをやって、結構先々までお客さんが来てくれているから、やってみたらどうか』と言われて、手当たり次第何でもやりました。その中でも最近は『Instagramを見てきました』というお客さまが多いです」。
その効果は絶大で、盛岡からやってきたというお客さまもいたとか。
「ここは靴修理のお店ですから、『ここに来たら靴の相談できて直せる』っていう安心感を持ってもらえるのが大事だと考えています。私が元気で安定してここを運営し続けることが一番の目標。あとは、難しい依頼が結構多いので、今できない修理をもっとできるようにしたいなと思います。こないだはキャリーケースの底についているキャスターを直してください、と来たお客さまがいました。直し方を調べて試行錯誤の末、何とか仕上げてお返しできました。

ファストファッションの時代にあって、それでも「直してでも履きたい」とお客さまが靴を持ってくる「シューケアカフェ エンズ」。
園部さんは「ファストファッションブランドの靴でも、気に入っているものであれば持って来てみてください。高級なものしか修理できないと思われる方もいますが、そんなことはないので、お気軽にいらしてください。そして、ご自身でお手入れしたい方は、ケア用品もそろっていますので、試してみたいケア用品があればぜひお持ちください」と話します。


最後に、今後起業・開業を考えている方へのメッセージを伺いました。
「やりたいと思うならやりましょう。僕は今、楽しいです」。

取材日:2025年12月

開業者情報

屋号
シューケアカフェ エンズ
代表
園部 拓真
HP
https://shoe-care-cafe-ens.com/
所在地

983-0821 宮城県仙台市宮城野区岩切洞ノ口108 メゾンウィスタリア岩切1階

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