開業者インタビュー
サモサ(JHARANA JAPAN株式会社)
飲食
ビジネスはチャレンジもあるけど、自由も多い。
ご出身はどちらですか?
私はネパール人です。ネパール人なのですが、私の父がインドに移住してインドでビジネスをしていたので、私の兄弟はみんなインド生まれ育っています。
どういう経緯で日本に来たのですか?
私の家族みんながビジネスオーナーだったので、小さいときから漠然と海外でビジネスをやるものだと思っていました。さまざまな国の中でも、日本が安全だと思ったので、2011年に来日しました。しかし、その年に東日本大震災が起こって、一度ネパールに帰国しました。その後再び来日して東京で2年間働いた後、2015年に、このお店を前の社長がオープンするというので、私も一緒に仙台に来ました。そして2022年12月にここを引き継いでオーナーになりました。
どのような経緯で引き継ぐことになったのですか?
社長に「自分自身でビジネスをやりたいから辞めたい」といったら、「あなたがいないとお店が立ち行かないから、スナルさんが受け継いでくれ」といわれました。私はここで7年働いていてお客さまも知っているし、モールの担当者も「スナルさんが継いでくれるなら安心だ」と言ってくれました。
「サモサ」で提供している料理はどのようなものですか?
ネパールとインドのカレー、それからタイとベトナムの料理も提供しています。カレーの発祥はインドですが、ネパールとインドは行き来するのにビザも必要ないくらい近い国。だから、ネパールでもカレーはよく食べられています。あと、このお店では、タイとベトナムの料理も提供しています。タイ料理も日本人の口に合うように工夫しているので、ぜひ食べてみてください。
辛いものが苦手な人でも大丈夫ですか?
甘口もありますよ。ネパールの家庭料理だと、メニューの2辛、3辛くらいですね。みんなに「辛い物が得意なの?」聞かれるけれど、私たち家族は辛いのは食べないんですよ(笑)。
会社設立にあたってアシ☆スタを利用された経緯は?
会社つくるときに「どこに行けばいいか?」と、すでに起業している外国人の友達に聞いたら、「アシ☆スタで櫻井先生(※)のお世話になった」というので、櫻井先生にお願いするためにアシ☆スタに行きました。利用してすごくよかったと思います。アシ☆スタを使ったら間違いはないですね
※アシ☆スタの専門家である櫻井克俊(さくらいかつとし)行政書士。外国人の起業支援、外国人のビザ変更を得意分野としている
外国人として、起業にあたって苦労されたことはありませんでしたか?
私は、日本に来てから日本語を勉強しました。どこの国に行ってもその国の言葉や文化が分からないといけないと思っていましたから、最初の職場の休憩時間にも英語と日本語の勉強を常にしていました。それでも、まだ日本語は完璧ではありません。そんな私に、櫻井先生もアシ☆スタの人もすごく親切にしてくれた。櫻井先生は、とても穏やかに細やかに指導してくれました。私の場合は、アシ☆スタの皆さまのサポートがあったので、とくに苦労は感じず、とてもよかったです。
今後、このお店をどのようにしたいですか?
誰もが気軽に入れるお店にしたいです。お金のない学生さんも、ランチタイムに間に合わなかったビジネスマンも、みんなが来れるような。このお店の名前の「サモサ」もそうした思いからきています。インドのスナックである「サモサ」は、いつでも食べられるものなので、「このお店にきたら、いつでもおいしいものが食べられる」という風にしたかったんです。
開業を目指す方にメッセージを。
私は、もともとビジネスオーナーの家に生まれたので、起業することしか頭にありませんでした。ビジネスはチャレンジもあるけれど、自由になる部分が多いと思います。
開業者情報
- 店名
- サモサ
- 企業名
- JHARANA JAPAN株式会社
- 代表取締役
- スナル・ティカラム
- 開業
- 2022年10月法人設立
- TEL
- 022-392-8502
- 営業時間
- 11:00~20:00(L.O19:30)
- 定休日
- なし
- HP
- なし
- 所在地
仙台市青葉区錦ケ丘1-3-1 錦ヶ丘ヒルサイドモール1階