焼菓子工房 はおはお

起業のきっかけは、5年前の東日本大震災です。家も田畑も、そして長年大切にしていた多くのレシピも津波で流されてしまいました。
しかしその後、自衛隊の方がわざわざ解体中の自宅跡から2冊のレシピを拾いあげてくれたり、お菓子作りの師匠から製菓のための調理器具が送られてきたり、台湾の友人から貴重なレシピの提供があったり。数え上げればきりが無いたくさんの周囲の温かさに支えられ、「この縁に報いるためにも、私は何かをやらなければいけない」という思いが、起業への大きな原動力になりました。

窓口相談を定期的に利用し、９回も相談に伺いました。
事業計画書の作成には苦労しましたが、相談の中で毎回考えさせられるアドバイスをいただいたことが、今でも自身の糧になっています。またスタッフと共に先輩起業家のもとに話を伺ったこともいい経験でした。

お店がある集団移転地区の一角で地域の皆さんをつなぐ、そして地域に根ざしたお店を続けていくのが今後の目標です。
そんなお店で “好い”ご縁を結びに、皆さんもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか？