株式会社福興舎

地元仙台を離れ、長い間東京で公務員生活を送っていました。東日本大震災後、2ヶ月間東京と被災地を行き来しながらがれき片付け等のボランティアに携わるうちに、「自ら地域産業の一端を担うことで、故郷の復興に向けて力になりたい。」という思いが芽生え、仙台へ戻ることを決意。コミュニティ活動や高齢者介護のボランティア経験、そしてガソリンスタンド勤務時に得た車の知識を活かし、福祉タクシーの開業に向けて動き出しました。

震災復興から転じて、暮らしに“福が興（おこ）りますように”という願いを社名に込めました。その志の下、ご高齢の方や車いす利用者の快適な外出をサポートする福祉タクシーのほか、電球交換や網戸張替など住まいの簡単な営繕を請け負う生活支援サービスも提供しています。
自宅を事務所にする同業者が多いですが、私はシェアオフィスに拠点を構えました。異業種である他の入居者との交流を通じて、情報交換や連携につながる点に魅力を感じています。