新商品/新サービス開発支援
株式会社永勘染工場/新サービス「永勘染め物体験」開発支援

2024年3月15日

かつては染物屋が軒を連ねた、仙台市若林区南染師町。令和の今、ここに唯一残る染物屋が「永勘染工場」です。手ぬぐいや法被に前掛けなどの販売やオーダーに加え、最近では手ぬぐいを縫製して帽子に仕立てた「染 CYCLING CAP」が話題の「永勘染工場」。代表の永野仁輝さんは「インバウンドのお客さま向けに何かを始めたい…」と、新しいプログラムを始めました。それが「永勘染め物体験」です。


このプログラムの作成にあたり、永野さんの思いに寄り添ったのは、


《仙台市産業振興事業団 ビジネス開発ディレクター》
 大志田典明(マーケティング・プロデューサー)
 草野裕樹(デザイナー)


《外部専門家》
 株式会社コミューナ

※敬称略


写真:支援スタッフに工場内を案内する永野さん(写真中央)


永野さんは「仙台国際観光協会 仙台旅先コレクションに『藍で染める型染め体験』を登録しておりますがコロナも明けて、インバウンドが増えるであろうことも含め、体験という形で外国の方にも染物の文化を知っていただく機会になれば…ということで、今回新商品/新サービス開発支援に応募することにしたんです」と話します。

今回メインとなったのは、翻訳の部分。翻訳、通訳のサービスを展開する株式会社コミューナの力を借りて、リーフレットなどの制作を行いました。「リーフレットの制作のほかにも、SNSに広告を打ってもらうなど、海外のお客さま向けに私どものサービスのPRをしていただきました」と、永野さん。


今回のインバウンド向け体験コースで用意されたのは、


・2日間 染め物の技術を学ぶワークショップ
・2日間 オリジナル半纏の製作
・工場見学と手ぬぐい染体験
・前掛けとトートバッグの染体験


の4つのコース。

写真:130年以上続く、職人の技を体験することができます


永野さんは「これまでにも体験プログラムはあったのですが、より時間をかけて、こだわったものをつくりたいという方がいらっしゃったので、数時間のもの、1日のもの、2日のものを用意しました。デザインから決めていただいて職人と一緒になって製作していただき、後日発送するようにします。外国のお客さまについては、コミューナさんのほうで通訳さんをご用意していただきます」とのこと。


写真:新年度から、新しい体験プログラムがスタートする予定です


写真:2日間をかけて素敵なオリジナル半纏が完成します


新年度には実施体制を整え、インバウンドのお客さまたちを迎えるという永勘染工場。仙台に、新たなインバウンドの賑わいが創出されそうです。


料金や所要時間など、この体験コースについて詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。



【支援商品・サービス一覧】

ごりごりんごトフィー(仙台産りんご)/株式会社ゴリラファーム

ほむら前掛け/株式会社ほまれや

日仏食堂クラストデリカDeliJino/日仏食堂ラトリエ・ドゥ・ヴィーブル

「香凪」conagi/合同会社E・I