つくってみた|vol.2 analogでブックカバー
秋といえば、読書の季節。
仕事で心が疲れた日は、帰り道、お気に入りのカフェに寄って本を読む。
本を読んで、また明日もがんばろうと思う。
大切な本にブックカバーをかけて、出かけてみませんか?
ブックカバーをかけると、こんないいことがあるそうです。
・本が汚れにくく、傷みにくくなる。
・本のタイトルを隠すことができる。
・自分の好きな柄にカスタマイズできる。
なるほど!ブックカバーが欲しくなってきた!
どうせなら、お店には売っていない素敵なブックカバーを手づくりしたい!
ということで、今回「くらせん手づくり女子」はオリジナルブックカバーをつくっちゃいます。
向かったのは、若林区六丁の目にあるDIY印刷加工レンタルスタジオ「analog」。
自分でシルクスクリーンを刷ることができる場所
analogに行ってみた。
仙台市営地下鉄東西線の六丁の目駅が最寄り駅です。モスバーガーの前をとおり過ぎ、2つ目の交差点を右に曲がります。
少し進むと、左手に小さな倉庫のような建物を発見。入り口はこんな感じ。
中に入ってみると、カフェのような空間が!そして、ドーナッツがたくさん並んでいます。
おしゃれなカフェに間違えて入ってしまったかと思いきや、荒町にあるカフェ「OVAL COFFEE STAND」さんが出張営業しているのだそう。
営業時間は13:00~17:00、定休日は火曜・木曜です。
カフェのみの利用も可能で、コーヒーを求めていらっしゃる方も多いとか。
過去の製作事例や紙見本などが飾ってあるエントランスはスタジオでつくったものの撮影や、イベント利用も可能なフリースペースになっています。
奥に進んでいくとシルクスクリーン、箔押し機、加工機の3つの機械が置いてあるスタジオがあります。
これらの機械は、初回講習を受ければ2回目以降は時間単位で借りられるようになります。
製本クロス×シルクスクリーンでつくる
かっこいいのに、どこかあたたかいDIYブックカバー
まずは材料を選んでいきます。ブックカバーの生地としてスタッフの菊地さんにすすめられたのが、製本用クロス。通常は本の表紙に使われる生地で、裏地に薄紙やビニールなどが裏打ちされていて、しっかりとしたつくりになっています。
ナチュラルな色や風合いも大人っぽくていい感じ。
インクは、厚みのある印刷ができる油性と、染み込んだような印刷ができる水性の2タイプにわかれます。
いろんな色があって、ついつい迷ってしまいます。
事前に図柄のデータ(AI形式)を送り、つくっておいてもらったシルクスクリーンの版がこちら。 ボーダー、水玉、暮らす仙台ロゴの3種の版を用意しました。
版の下に、先ほどカットしてもらった製版クロスをセットして、版の上からインクをのせます。
隙間ができないように押さえてもらいながら、インクをヘラで伸ばします。
版を持ち上げると、きれいにインクがのっているのがわかります。
油性インクを乾燥・定着させるため、165℃のプレスアイロンで40秒間プレスします。
インクが乾いたら、ブックカバーの形に折って、ミシンで縫います。
ブックカバーが完成!こちらは、水性インクを使用したもの。
模様のある生地を使ったかのような仕上がりです。
暮らす仙台のロゴも刷ってみました。
本を読み終えたときに、チラッと見えるのがポイントです。
黒のクロスに黒の油性のインクで刷ったブックカバー。
同じ黒でも素材が異なるので、さり気なく模様が入っているのがわかっておしゃれです。
材料も機械もすべてanalogにあるもので製作できたので、持ち物は文庫本だけ!
気軽にものづくりに出かけることができるのは嬉しいです。
また、何色のクロスと何色のインクを合わせる??と仲間とわいわいつくれるのも楽しい!と思いました。
今回のように、やりたいことやどんなことができるのかを事前に相談することもできます。
スタジオ見学は無料ですので、ぜひanalogを訪れてみてはいかがでしょうか?
analogでは、製版クロスを使ったブックカバーづくりのワークショップを定期的に開催中です。
所要時間:2時間 料金:2,000円 開催曜日:土・日
時間の確認や予約 はanalogのホームページからお願いします。
analog
〒984-0011 宮城県仙台市若林区六丁の目西町2-26
Tel:022-290-9655
Email:info@analogpress.net
URL:http://www.analogpress.net/
営業時間:10:00~19:00(延長時22:00まで)
定休日:火曜・木曜