タコ焼きよりもタコ焼きの味!?
仙台で「たこ揚げクン」、爆誕!

2024年10月28日

仙台市に本社を構える食品卸会社「かね久」と老舗かまぼこメーカーの「鐘崎」がタッグを組んで、新たな商品を開発しました。その名も「たこ揚げクン」。その新商品お披露目会が、去る10月8日に行われました。

北海道などで水揚げされるミズダコは、加工の段階で皮をむかれます。しかし、ミズダコ10kgのうちおよそ1kgを占める皮の多くが未利用となっていたのです。
この状況に立ち上がったのが、「みらい・バリュー・TOHOKU 企画」でした。これは、水産資源の漁獲量の減少、枯渇の深刻化を受け、各団体や企業の強みを活かした産学官連携で、貴重な資源を有効活用し、商品開発から販売までを行うプロジェクト。このプロジェクトをけん引する、かね久が鐘崎に声をかけて実現したのが、この「たこ揚げクン」だったというわけです。


写真:たこ揚げクンの原材料となるミズダコの皮。遠藤社長の呼びかけで商品化が実現しました


かね久の遠藤伸太郎社長から声をかけられたという鐘崎の嘉藤明美社長は二つ返事でOK。
嘉藤明美社長は「弊社でもかつてタコを使用したかまぼこをつくっていたのですが、タコの価格高騰で製造を中止していました。今回、お声がけいただいて光栄です」と話していました。

遠藤社長も「今は資源として漁獲量が減っているだけでなく、『価格が高い』『調理が面倒』などの理由で魚の消費量も落ちています。こうした加工食品にすることによって、気軽に楽しんでいただけたら」と話していました。

本物のタコ焼きのようなタコの風味と、かまぼこの持つ食感の両方を楽しめる「たこ揚げクン」。グルテンフリーで、ヘルスコンシャスの方だけでなく小麦アレルギーのある方も味わえるのが大きな魅力。


写真:グリーンカレーになったたこ揚げクン。絶品です


ミヤギシロメ入りのグリーンカレーや、能登産の根菜と高級魚・のどぐろでつくったかまぼこを使用したおでんなど、関連商品も販売されるとのこと。


写真:おでん風のたこ揚げクンは、これからの寒い時期にぴったりの商品


かね久の冷凍食品自動販売機で販売されていますので、普段の食卓だけでなく、年末のパーティーの一品としても活躍してくれそうですね。

株式会社かね久

所在地 〒984-0015 宮城県仙台市若林区卸町2丁目6−4 レア・レディ
TEL 022-353-7697
URL https://kanekyu-panko.com/


株式会社鐘崎

所在地 〒984-0001 宮城県仙台市若林区鶴代町6-65
TEL 022-231-5141
URL https://www.kanezaki.co.jp/