よいみせ│Petit une feuille(プティアンフィユ)
仙台駅からJR仙石線でわずか一駅の榴ヶ岡駅。その近くに店舗を構えているのが、ヴィーガンスイーツ専門店の「Petit une feuille(プティアンフィユ)」です。
写真:オーナーパティシエ本郷さんのセンスが光るスイーツがショーケースに並びます
仙台でも珍しいヴィーガンスイーツのお店。
オーナーパティシエの本郷小百合さんは「私、19年間お菓子づくりの先生をしてきて、甘いものが大好きなんです。でも、お医者さまから『甘いものをこのまま続けて食べていたらダメだよ』といわれて、『何かないかな』と探して出合ったのがヴィーガンスイーツでした。そのころはまだヴィーガンってあまり知られていなかったんですけれど、本で調べて自分でつくってみたんです。でも、今までバターたっぷり生クリームたっぷりのケーキばかり食べていたからあまりおいしいと思えなかった。ただ、ちょうどそのころからヴィーガンのお店も見かけるようになってきて、東京にはスイーツのお店もできて。それでそこに行って食べてみて、自分でも研究を重ねました。もともと私自身野菜中心の食生活でお肉や魚はほんの少しあればいいという感じだったので、工夫するのは楽しかったですね」と話してくれました。
写真:スコーン(プレーン)は、朝食メニューにもぴったり
生クリームの代わりには豆腐、バターの代わりに植物油、牛乳やヨーグルトの代わりにには豆乳などを使用していますが、本郷さんのつくるケーキやスコーン、マフィンなどはそのすべてが甘さ控えめで「これが本当にヴィーガンなの?」と思うほどに美味。定番のキャロットケーキのクリームは豆腐、生地にはスパイスも効いていて、甘いものが苦手な方でもペロリと食べられます。もう一つの人気定番メニューのソイチーズケーキは、豆乳ヨーグルトでつくった一品で隠し味に味噌を加えています。これもあっさりとした味わいで、朝食にもぴったり。そのほかにも見た目にもかわいらしい季節のフルーツタルトは、お遣物にも喜ばれること間違いなしです。
「私自身の健康を考えてつくったギルティ―フリー(*)なスイーツなので、いろいろな方に召し上がっていただきたいです」と本郷さん。
*ギルティ―フリー=罪の意識を持たずに済むこと
写真:Petit une feuilleのInstagram。美しいスイーツの写真が並びます
現在、Instagramで店舗や商品の情報発信をしている本郷さん。その写真の美しさは必見です。「もともとパソコンも何もしてこなかったから大変で…」と本郷さんは苦笑しますが、これがご縁で同じく榴岡に店舗を構えるレストラン「47ag」でデザートとして提供されることにもなりました。
今年5月23日で、オープンから丸一年を迎えた「Petit une feuille」。
本郷さんは「これからはオンラインにも取り組んで、焼き菓子なんかの販売を始めたいなと考えています。あと、そんなに簡単ではないとは思っていますが、いずれは人を増やしていくことも考えたいですね」と話してくれました。
見た目に美しく、食べておいしい本郷さんのヴィーガンスイーツ。
百聞は“一食”にしかず。ぜひ、味わってみてはいかがでしょうか。
「開業者インタビュー/アシ☆スタ」はコチラからどうぞ。
Petit une feuille
所在地 仙台市宮城野区榴岡5丁目2-14 エルドール榴岡1F
(仙台サンプラザ西側駐車場入口を背に右斜め前)
定休日:月・木・隔週日曜日(変更有り)
営業時間:12:00~なくなり次第終了