マッチ箱マガジン
佐々木印刷所

2024年9月25日

小さな旅のおとも

この記事は、2016年12月6日に公開された「マッチ箱マガジン」の記事と「マッチ箱マガジンで巡る松島さんぽ前編」をリライトしたものです



「マッチ箱マガジン」は仙台の印刷所が、仙台に縁のある5名のイラストレーターとともにつくった小さなガイドブック。マッチ箱サイズの小さなパッケージの中に、温泉地や沿岸部、仙台のまちなどを紹介するミニガイドと、付箋やマスキングテープなどのおまけが入っています。

この「マッチ箱マガジン」が生まれたのは、1928年創業の印刷所である「佐々木印刷所」の代表取締役の佐々木英明さんのアイデアがきっかけ。
昔からマッチ箱が好きで集めていたという佐々木さんが仙台市の「クリエイティブ・プロジェクト助成制度」(※)で支援を受け、商品開発に乗り出しました。

※2024年現在は行われていません


佐々木さんは、「マッチ箱の中にガイドブックとグッズを入れて、観光地を盛り上げたいと思い、応募したんです。震災があったけど、たくさんの魅力がある宮城にぜひ来てほしい。しかし、沿岸部は復興の途中だったので、まずは山沿いの観光地から来てもらえたらと思いました。山といえば温泉地、さらに温泉地といえばこけしだなと、こけしで有名な作並・秋保・鳴子・遠刈田・白石の5か所をピックアップし、そこを仙台にゆかりのあるイラストレーターのみなさんに旅をしてもらいながら思い思いに描いてもらいました」と、話します。


※仙台市クリエイティブ・プロジェクトは2024年現在、行われていません


この「マッチ箱マガジン」は、仙台市産業振興事業団が主催する「第1回 新東北みやげコンテスト」で最優秀賞を受賞。この勢いに乗って、第1弾の山編に続き、沿岸部編や仙台時間編をつくり、「第3回 新東北みやげコンテスト」でも最優秀賞を受賞。最近では、マッチ箱にこけしの形のクリップを入れた「こけしクリップ」やタイの人気漫画家ウィスト・ポンニミットさん(通称 タムくん)の人気キャラクター「マムアンちゃん」とコラボレーションした「マッチ箱クリップ」も制作。仙台・宮城のおみやげとしてすっかり定番となりました。

この先もさまざまな展開が期待できそうな「マッチ箱マガジン」と「マッチ箱クリップ」。
見かけたら、ぜひ手にとってみてくださいね。




「新東北みやげコンテスト」

第1回(2014年)/最優秀賞
第3回(2016年)/最優秀賞


<5人のイラストレーターが参加>


泉 友子
佐藤 純子
大峯 由美子
たけのこスカーフ
工藤 ユキ
森 友紀


株式会社 佐々木印刷所

所在地 〒983-0035 仙台市宮城野区日の出町2丁目2番16号
TEL:022-236-1281 FAX:022-236-1284
URL http://www.sasaki-print.com/