第98回東京インターナショナルギフト・ショー秋2024
今年も出展しましたよ!
去る9月4日(水)から6日(金)までの3日間、東京有明の東京ビッグサイトにて「第98回 東京インターナショナル ギフト・ショー」が開催されました。仙台市産業振興事業団では、「仙台 杜のクラフト」として、6社の商品を展示。多くのバイヤーの関心を引きました。
1.株式会社グリーディー
「暮らす人を豊かに」をコンセプトに、東北の豊かな天然素材と人材を活用した持続可能なものづくりをしているgreedyは、リブランディングした「天然回帰-Feel Organic-」をこのギフト・ショーでローンチ。
代表の浜出理加さんは「これまでのギフト・ショーでは商品のバリエーションをそろえていたのですが、今回はシャンプー、トリートメント、ボディーソープに絞ってご紹介しています。展示も、森、水、大地の感じを演出し、工夫しました。私たちの取り組みに関心を抱いてくださる方もとても多く、とてもいい出会いがたくさんありました」と話してくれました。宮城県産杉の間伐材を丁寧に蒸留して抽出した精油を用いたシャンプーとコンディショナー、そして石巻の和紅茶ブランドkitahaが紅茶を製茶する際に出る端材を使用したボディーソープは、オンラインショップオンラインショップで購入することができます。また、このアイテム誕生の物語は、こちらからご覧になれます。
2.miyaco nishio
デザイナーの西尾都さんが描く水彩画のテキスタイルと小物雑貨のブランドmiyaco nishioは、スカーフハンカチや洋服などを出展。
ギフト・ショーへの出展は2回目だという西尾さんは「今回は、本当にたくさんの方にお越しいただいて、いくつかいいお話もあって、とてもいい機会になっています」と話します。西尾さんが描くのは、自然からインスピレーションを受けたものが多いそうですが、「最近は、やはり仙台ということで、仙台七夕やこけしなどおみやげを意識した水彩画も描いています。赤ずきんちゃんの図柄は、森が七北田公園になっているんですよ」と。
8月に行われた「台湾文博会(CREATIVE EXPO TAIWAN)2024 日本館」仙台ブースにも出展したそうで「あちらは一般のお客さまも入場でき、毎日すごい行列。ものすごい熱量を感じました」と話してくれました。
3.菅野食品株式会社
ラーメン、焼きそば、うどん、そば、餃子の皮など小麦粉を使用した商品を製造している株式会社菅野食品は、仙台・宮城のおいしいものを詰め合わせたギフトセットで出展。「仙台弁こけし コーシー(珈琲)」や和紅茶「kitaha」、笹かまをアヒージョにした「canささ」や仙台産りんごを使用した「ごりごりんごトフィー」など、この暮らす仙台でもおなじみの商品も並んでいました。
代表取締役の菅野浩幸さんは「地元企業さんの商品を詰め合わせしてギフトにしています。単品では県外などに出荷が難しい企業さんもあるので、いろいろなものを合わせることによって、「仙台のおいしいもの」という形の詰め合わせをつくっております。ご希望に応じて、詰め合わせの中身も変えることができます。ギフト・ショーは雑貨がメインですので、お問い合わせは少ないながらも何件かお話をいただくことができました」と話していました。
4.株式会社ほまれや
染物・繊維製品のオーダーを受けている株式会社ほまれや。2022年に創業90周年を迎え、それを機に手ぬぐいをエコバッグに仕立てた「ほまれのふくろ」を開発。その翌年には、帆布にユニークなロゴを施した「ほむらの前掛け」を製作しました。このギフト・ショーには、帆布の「ほまれの前掛け」を展示。OEMでオリジナルがつくれることも含め、展示を行いました。
今回が初出店となるほまれやの取締役である土田暢子さんは「興味をもってくださるお客さまは結構ディープに話を聞いてくださるという印象で、面白いなと思っています。OEM的な部分はもちろんなのですが、一生懸命つくった『ほむらの前掛け』自体を置いてくださる販売してくださるところがあればいいなと思います」と話してくれました。
5.Koquela
東北の伝統工芸の造形や模様をモチーフにしたブランド・Koquelaは、目を引く“こけしタワー”に、新東北みやげコンテストでも入賞した「正月こけし」のほか、こけしのチャームなどを展示。お客さまが列をなし、東北ならではのこけしの人気がとても高いことを証明しました。
代表の金盛友実さんは「インバウンドで、海外の方が日本だけでしか手に入らない文化や手仕事を求めている傾向があるので、インバウンドに力を入れたい店舗さんがかなり来てくださいました。初出店ですが、こんなにたくさんの方が注目してくださっているっていうことはありがたいです。手にとってくださったお客さまに『東北に、宮城に来てくださいね』という思いでご案内したいです」と話してくれました。
6.obico
帯をアップサイクルし、バッグや雑貨をつくっているobico。仙台空港国際線の免税店でも販売されているobicoのバッグは、まさにインバウンド向け商品といえるでしょう。今回は、プラチナをメインに展示し、そのほかには楽天選手のユニフォームをアップサイクルしたボディーバッグや、皮、帆布に脱着可能な帯のポケットを施したバッグなどを展示。
代表の今野幸治さんは「楽天のバッグは、球団さんが地元企業とのコラボを進めていきたいということでお声がかかりました。着物とは関係ありませんが、アップサイクルという大きなテーマでは一緒かな、と」と話します。そして今回の手ごたえについては「前回のギフト・ショーにも出たのですが、今回のほうがいいです。探していたバイヤーさんや販路先がちょうど来てくださって、すごくよかった。来月からは成田空港でのポップアップも始まるので、がんばります」と笑顔をのぞかせました。